国際知的財産紛争の実務と留意点

〜米国における特許訴訟の実務、及びドメイン名の不正取得に
関する実務を中心に〜


日時: 平成27年3月13日(金)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 植松貴史(うえまつたかふみ) 氏
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業
弁護士 カリフォルニア州弁護士

講師 新舍千恵(しんしゃちえ) 氏
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業
弁護士

 近年のインターネットなどのメディアの目覚ましい発達や技術革新の急速な進展による経済社会の複雑化により、知的財産権の重要性は益々強く認識されるようになっている。米国に進出する日本企業は、現地企業やNPEといわれる特許不実施主体・パテント・トロール(PAE)により、米国の裁判所において特許侵害訴訟に巻き込まれるリスクにさらされているところ、ディスカバリー制度等米国特有の制度により、訴訟対応に係る負担は大きいため、紛争が起きる前に十分な対策を施しておく必要がある。
 また、インターネットを介したビジネスがより世界的に拡大する中で、ドメイン名の不正取得により企業が長年かけて築きあげたブランド力にフリーライドしたり、ドメイン名を高額で買い取らせたりという行為が世界各国で頻発しており、かかる行為への対応策を認識しておく必要性は高い。
 本セミナーでは、米国における特許訴訟手続き、及び近年増大しているドメイン名の不正取得に対する対応にスポットをあてて、法務・知財担当者が理解をしておくべき実務上の留意点について解説する。




1. 米国における特許訴訟
(1) 手続きの概観

(2) 米国において特徴的な制度、問題

a.陪審制(Jury System)
b.サマリー・ジャッジメント(Summary Judgment)
c.ディスカバリー制度(Discovery)
d.弁護士・依頼者間の秘匿特権(Attorney-Client Privilege)
と弁護士職務活動の成果の法理(Work-ProductImmunity)と
カウンセルの助言に係る抗弁(Advice-of-Counsel Defense)
による特権の放棄
e.マークマン・ヒアリング(The Markman Hearing)における
クレーム・コンストラクション(Claim Construction)
f.損害賠償額(故意侵害(3倍賠償(Treble Damages))等)
(Enhanced Damages)
g.裁判地による偏り

(3) 2011年米国特許法とパテント・トロール対策
a. PTOにおける新しい手続き
b.先願主義(First to File Rule)への転換
c.先行技術(Prior Art)の定義の拡大
d.先使用に係る抗弁(Prior Commercial Use Defense)の拡大
e.当事者併合(joinder)の制限

(4) パテント・ホールドアップに対する対応

(5) 知財保険(IP Insurance)の活用と活用の際の留意点

(6) 日本企業が被告とされる場合において留意すべき事項


2. ドメイン紛争
(1) ドメイン名の不正取得

a.ドメイン名登録制度
b.サイバースクワッティング
c.統一ドメイン名紛争処理方針
(UDRP: Uniform Domain Name Resolution Policy)

(2) ドメイン紛争処理手続の管轄
a.一般トップレベルドメイン:ICANN
(The Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)/WIPO(World Intellectual Property Organization)
b. JPドメイン:JPNIC(日本ネットワークインフォメーション
サービスセンター)/JIPAC(日本知的財産仲裁センター)

(3) ドメイン紛争処理手続の進め方
a.具体的な手続き
b.紛争処理手続での立証事項
c.調査すべき事項 
d.申立に向けての準備

(4) 裁定結果の実施

(5) 裁判手続

a.商標権侵害
b.不正競争防止法違反

(6) ドメイン名紛争処理手続のメリット



【植松 貴史氏】
2001年早稲田大学政治経済学部経済学科卒業、
2004年弁護士登録(第一東京弁護士会)、
2009年ペンシルベニア大学ロースクール(LL.M.)卒業、
2010年カリフォルニア州弁護士登録。
カリフォルニア州弁護士会Intellectual Property Law Section所属。
主な取扱い分野は、国際取引法、IT関連法、知的財産権、危機管理、
M&A等。
ITビジネス関連の英文契約に関するアドバイスの経験多数。

【新舍千恵氏】 
2011年神戸大学法科大学院卒業、
2012年弁護士登録(第二東京弁護士会)。
主な取扱い分野は、知的財産法、ファイナンス、M&A、情報セキュリティ
関連、再生エネルギー関連等。
 

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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