子会社の不正・不祥事への
親会社による社内調査ノウハウ

〜海外子会社も含めてグループ内部統制の充実〜

日時: 平成27年5月11日(月)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,900円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 中村 勉(なかむらつとむ)氏
弁護士法人 中村国際刑事法律事務所
代表 弁護士

 子会社やグループ会社、さらには取引先(サプライヤー)に不祥事が発生した場合、親会社本体の企業価値が大きく毀損されることが少なくありません。そのような子会社等の不祥事を如何に防止し、万が一発生してしまった場合に如何にして不祥事調査を進めるべきかについて、具体的なイメージを持っていない企業は少なくありません。
 本セミナーでは、元特捜部検事として多くの企業不祥事の捜査に携わり、弁護士登録後も社内調査委員会委員を務めるなど、企業不正・不祥事の調査実務に精通している講師が、子会社等の不祥事に直面した親会社が進めるべき具体的な調査手続きや調査活動の詳細、ノウハウを分かりやすく解説し、リスクマネジメント能力の向上を目指します。
 


1. 近時の不祥事の傾向
(1) 親会社不祥事から子会社不祥事、さらに、
取引先(サプライヤー)不祥事へ
(2) ベネッセ個人情報漏えい事件とマクドナルド不祥事

2. 子会社不祥事のタイプとその原因
(1) 子会社を利用した親会社の不祥事
(2) 子会社固有の不祥事とその原因

3.子会社不祥事が親会社に与える影響
(1) 子会社不祥事と親会社役員の法的責任
(2) ケーススタディ1〜3

4.子会社不祥事防止に関する親会社のスタンス

(1) スタンスの種類と選択の指針
(2) 積極・直接干渉スタンス
(3) 消極・間接干渉スタンス

5.子会社不祥事のリスクマネジメント
〜子会社のコントロール〜

(1) グループ経営ガイドライン・グループ倫理ガイドライン
(2) グループ内部通報制度
(3) グループ共通窓口
(4) 経営管理契約

6.子会社不祥事における社内調査

(1) 調査モデルの選択と社内調査プロセス
(2) 海外子会社の不祥事調査の注意点
           
〜質疑応答〜



【講師紹介】
1994年から8年間、検事として勤務。この間に東京地検特捜部にも所属し、数々の事件を手掛けた。その後、現在の西村あさひ法律事務所の前身であるあさひ狛法律事務所国際部門に入所、フルブライト留学生としてコロンビア大学ロースクールへの留学などを経て、2009年9月に中村国際刑事法律事務所を設立。2012年8月法人化。
東京地検特捜部検事時代は、多くの企業不祥事事件の捜査に携わり、また、弁護士登録をしてからも、社内調査委員会の委員を務めるなどして、不祥事に関わる企業法務の経験を積む。その他、テレビ「目ざましテレビ」、「ミヤネ屋」などでコメンテーターとしても活躍中。                   

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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