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上下水道事業におけるコンセッション型PFIの
活用に関する法的留意点

〜法的枠組み・論点から、先行検討事例、ファイナンス上の課題まで〜


日時: 平成27年7月9日(木)午後1時00分〜午後4時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 小林 努(こばやしつとむ) 氏 
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
弁護士

 各自治体における上下水道事業については、その老朽化のために今後多額の更新投資が必要とされるのに対し、自治体の厳しい財政状況、人口減等による需要の減少、職員の高齢化等、事業そのもののあり方を見直す必要性も唱えられつつあります。この問題に対して、平成23年のPFI法改正により導入されたコンセッション型PFI事業の手法(民間事業者に公共施設等の運営権を設定する手法)の活用が提案されており、大阪市や浜松市などの一部の市町村において実際に検討が行われています。
 本セミナーでは、PFI事業の法的枠組みについて改めてその基本から触れつつ、コンセッション型PFI事業の概要やその論点、更には、上下水道分野に関して検討が先行している事例につき解説を行います。また、可能な範囲で、従来からのサービス購入型PFI事業に対するファイナンスの現状を踏まえつつ、上下水道分野に対する同様のファイナンスの可否といった観点にも触れる予定です。



1.PFI事業の展開
(1) PFI事業の現状
(2) PFI法に関連する近時の展開
(3) PFI法の近時の改正

2.コンセッション型PFI事業の概要と
上下水道事業における法的論点

(1) コンセッション方式の法的位置付け
(2) 基本方針、コンセッション・ガイドライン
(3) 上下水道事業コンセッションに関する
ガイドラインと個別論点

3.先行する検討事例
(1) 大阪市の水道事業
(2) 浜松市の下水道事業

4.PFI事業向けファイナンスの概要と
上下水道事業における課題

(1) プロジェクト・ファイナンスの形態
(2) 担保設定方法(セキュリティパッケージ)と
実行方法(ステップイン)
(3) コンセッション型PFI事業における相違点

5.質疑応答



本セミナーに限り法律事務所ご所属の方は
お断りさせていただきますことをご了承願います。



【講師略歴】
1998年東京大学法学部卒業。
2010年ペンシルバニア大学ロースクール修了(LL.M.)。
弁護士になる前は、株式会社東京三菱銀行(現、株式会社三菱東京UFJ銀行)にて勤務。
2004年弁護士登録。
プロジェクト・ファイナンス、PFI、買収ファイナンス、不動産ファイナンス、証券化・流動化等のストラクチャードファイナンス案件に従事し、特にPFI案件については、大学その他学校施設、病院、議員会館、衛星関連施設等の多数の案件に関与。
株式会社三井住友銀行の英国現地法人に出向して欧州における再生可能エネルギー関連のプロジェクト・ファイナンス案件に関与した他、株式会社新生銀行に出向して銀行法務全般に従事した経験を有する。

著作物として
「World Legal & Business Guide No.3 イギリス」
(共著、Business Law Journal)など。
また、プロジェクト・ファイナンス関連、PFIその他のインフラ関連、エネルギー関連の講演多数。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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