中国における債権管理・回収の実務

〜契約締結の留意点から民事訴訟のノウハウまで〜


日時: 平成27年7月17日(金)午後1時00分〜午後4時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 野村高志(のむらたかし)氏
西村あさひ法律事務所 弁護士
上海事務所 代表

 本セミナーでは、中国市場で事業展開されている企業の方を主な対象として、現地の中国企業との取引における債権管理・回収の実務ノウハウを解説します。
 巨大化する中国市場で売り上げを伸ばすため、多くの日本企業が中国国内市場の販売に力を入れており、在中国の日系企業のみならず中国ローカル企業との取引を拡大しています。他方で、中国経済も一部に減速傾向が見られることから、取引先の急な信用悪化に伴う回収リスクが高まりつつあります。
 中国における債権回収は、日中の契約観念や商慣習の違い、民商事法や担保制度の違い、訴訟実務の違いなどを反映し、日本の実務とは異なる面が多々見られます。
 本セミナーでは、中国企業との取引契約に特有の問題点、契約条項の留意点、債権管理・回収の様々な手法と留意点、中国における民事訴訟対応の実情等をテーマに、実務に役立つノウハウを解説いたします。



1、日中の契約観念や商慣習の違い
(1) 中国企業の契約観念
(2) 中国企業の商慣習
(3) 中国人の法観念、等

2、中国企業との取引契約の実務ポイント
(1) 企業の信用調査
(2) 契約締結の際の注意点
(3) 日中間の契約条項の注意点 
(4) 国内取引契約の注意点、等

3、債権管理・回収の実務ポイント
(1) 中国の担保制度の留意点
(2) 中国の保証制度の留意点
(3) 信用悪化の兆しを見抜く
(4) 債権回収のステップ
(5) 任意手段による回収
(6) 法的手段による回収
(7) 訴訟時効と中断の留意点
(8) 中国企業の債権回収術、等

4、中国における民事訴訟の実務
(1) 訴訟制度と手続上の特徴
(2) 民事訴訟の流れ
(3) 裁判証拠の留意点
(4) 民事訴訟の実務ノウハウ
(5) 強制執行〜執行難の対策
(6) 訴訟戦略の立て方、等



【講師紹介】
野村高志氏=弁護士(上海事務所代表)。
専門分野は中国内外のM&A、対中投資、契約交渉、知的財産権、訴訟・紛争、独占禁止法等。多国籍のクロスボーダー型案件を多数手掛ける。
早稲田大学法学部卒業。
1998年弁護士登録。
2004年より北京の対外経済貿易大学に留学。
2005年よりフレッシュフィールズ法律事務所上海オフィスに勤務。
2009年に帰国し2010年5月に現事務所復帰、
2014年より現職。

著書は
「中国でのM&Aをいかに成功させるか」(M&A Review 2011年1月)、
「模倣対策マニュアル中国編」(JETRO 2012年3月)など多数。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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