不正競争防止法の改正と営業秘密の保護

日時: 平成28年2月26日(金)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 島田まどか(しまだまどか)氏
西村あさひ法律事務所 パートナー 弁護士

講師 濱野敏彦(はまのとしひこ)氏
西村あさひ法律事務所 弁理士・弁護士

 日本企業の営業秘密の国内外への流出に関する事件の顕在化を踏まえ、平成27年7月、営業秘密侵害の抑止力の向上を目的として、不正競争防止法の一部改正が成立・公布されました。また、それに先立つ平成27年1月に営業秘密管理指針が全面改訂され、さらに平成27年12月には、「秘密情報保護ハンドブック〜企業価値向上に向けて〜」の案が公表されました。
 本セミナーの第1部では、平成27年改正不正競争防止法の改正、新しい営業秘密管理指針・ハンドブックについて、その背景、経緯、重要なポイント、今後の実務対応等について営業秘密保護の前線に立つ弁護士の立場から解説いたします。本セミナーの第2部では、営業秘密保護の具体的な留意点、及び、新営業秘密管理指針等を踏まえた上での秘密管理規程等の作成における留意点について解説いたします。



第1部 講師 島田まどか氏
1 平成27年改正不正競争防止法
(1)改正の背景
(2)最近の営業秘密侵害事例
(3)改正法の概要

2 新営業秘密管理指針
(1)営業秘密管理指針の全面改訂の背景
(2)新営業秘密管理指針の内容

3 秘密情報保護ハンドブック
(1)秘密情報保護ハンドブックの概要
(2)ハンドブックの活用と実務対応


第2部 講師 濱野敏彦氏
4 営業秘密保護の具体的留意点
(1)違反事例に対する初期対応、調査方法における留意点
(2)技術情報に関する留意点
(a.特に注意が必要な技術分野、b.技術者が陥り易い思い込み、
c.技術情報に特有な漏えい防止策等)
(3)電子情報に特有の留意点

5 規程類(就業規則、秘密保持契約、秘密管理規程)作成に
おける留意点



【島田まどか氏】
競争法分野におけるアドバイスを幅広く提供。国際カルテル、企業結合、独禁法コンプライアンス等、競争法にかかわるクロスボーダー案件の他、不正競争防止法・営業秘密関連の案件も多く手がける。
1997年東京大学法学部卒業。
1999年弁護士登録。
2003年ハーバード大学ロースクール(LL.M.)修了。
2005年ハーバード大学ケネディスクールM.P.A.修了。
2005年ニューヨーク州弁護士登録。
2013年から「産業構造審議会通商・貿易分科会不公正貿易政策・措置調査
小委員会」委員、
2015年「企業の機密情報の管理手法等に係るマニュアルの策定に向けた
研究会」委員。

【濱野敏彦氏】
理系のバックグラウンドを活かし、特許侵害訴訟、職務発明訴訟、営業秘密侵害訴訟等の知的財産関連訴訟、及び、知的財産全般、IT、危機管理、コーポレートガバナンス等の分野の法的助言を専門とする。
2002年東京大学工学部卒業。
同年弁理士試験合格。
2004年東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。
2007年早稲田大学法科大学院法務研究科修了。
2008年弁護士登録。
2009年弁理士登録。
2011-2013年新日鐵住金株式会社知的財産部知的財産法務室出向。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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