好評講座をアップデートして再演

グローバル・コンプライアンスの勘所

〜賄賂、カルテル対策から個人情報保護まで横断的に〜


日時: 平成28年5月20日(金)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 35,300円(お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 野中高広(のなかたかひろ)氏
西川シドリーオースティン法律事務所・外国法共同事業
弁護士

 近時、賄賂・カルテル等の経済犯罪の増加・摘発により、グローバルにビジネス展開する日本企業が、各国当局から甚大な罰金を受けるリスクは著しく高まっており、従業員の方が標的となり、身柄拘束を伴う刑事処分を受ける事態も珍しくありません。各国当局からの長期間にわたる調査に加え、巨額の損害賠償責任を求める民事訴訟の対応や事後体制の再構築のため多大なコストが発生するだけでなく、企業のブランド価値を大きく毀損させることにもなりかねず、対応される担当者の疲弊も想像を絶するものです。かかる事態を回避すべく、各国司法・競争当局の動きを注視し、不測の事態に対し迅速かつ的確に対応できる危機管理体制を構築することは、今やグローバル企業にとって必須の課題です。
 また、昨年の欧州司法裁判所のセーフハーバー無効判決もあいまって、EUにおいて個人情報保護の強化傾向が高まっており、EUデータ保護規則に基づき違反企業へ高額の罰金が課されるなど、今後企業活動にとって大きなリスク要因となることが予想されます。
 そこで本セミナーでは、上記対応の専門家である講師が、グローバル・コンプライアンスの各種事例を取り上げ、総論として事前対策・事後対応の勘所につき説明したうえで、各論として個々の具体的事例につき、実際に米国司法省との直接交渉を担当した経験も交えながら、横断的に解説します。



1 なぜ今、グローバル・コンプライアンスか

2 総論:事前対策・事後対応の勘所

3 各論:具体的事例をベースに

(1) 賄賂
(2) カルテル
(3) 個人情報保護
   
4 質疑応答



【講師紹介】
・1998年 東京大学法学部卒業 、
2011年 ジョージタウン大学ロースクール卒業(LL.M.)
・2000年 裁判官任官(2010年退官まで東京地裁、名古屋地裁、高知地裁、最高裁人事局等に勤務)
・2003‐2004年 大手自動車会社、
2006‐2008年 在米国日本国大使館にて勤務
・2010年 第二東京弁護士会登録、
西川シドリーオースティン法律事務所・外国法共同事業に入所
・国内・国外を問わず不祥事事案における各種対応、各国(主に米国における)訴訟対応を行うほか、Sidley Austin LLPの賄賂、カルテル、個人情報保護、クロスボーダー訴訟・仲裁、アンチダンピングのチームのメンバーとして各国オフィス弁護士と連携して業務を担当。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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