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ご好評につきリニューアル再演

プロジェクトファイナンスの法務(入門編)

〜太陽光・火力・風力発電事業における資金調達に係る
スキームや契約、交渉上のポイントを解説〜


日時: 平成28年6月3日(金)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,900円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 桑原秀介(くわばらしゅうすけ) 氏
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
弁護士・ニューヨーク州弁護士

 発電事業、インフラ事業または資源開発事業のように多額の初期投資が必要な事業においては、どのようにして資金調達をするかが大きな課題であり、その際にしばしば用いられる手法の1つが、プロジェクトファイナンスと呼ばれる、特定のプロジェクトからのキャッシュフローを引当てにファイナンスを提供する手法です。
 本セミナーでは、主として太陽光、火力や風力による発電事業における資金調達を例として、プロジェクトファイナンスと呼ばれるスキームについて、そもそもどのような手法なのか、何に着目したスキームなのか、どのようなドキュメンテーションや実務上の工夫が必要なのか、交渉上のポイントは何か、等について解説いたします。
 今回は、「入門編」として、特にはじめてプロジェクトファイナンスという手法に関与される方や当該手法を検討されている方、あるいは基礎からおさらいをされたい方を対象に、基礎的な内容をお話する予定です。



1.プロジェクトファイナンスとは何か
(1)プロジェクトのキャッシュフローに着目
(2)スポンサーによる事業への関与(リミテッド・リコース)
(3)「仕組み」の構築・維持
(4)レンダーによる事業のモニタリング・「仕組み」の建て直しの
ための方策

2.プロジェクトファイナンスのスキーム
(1)一般的なスキーム
(2)契約一覧・関係者(プレーヤー)一覧

3.ローン契約
(1)契約の構造
(2)貸付実行前提条件
(3)表明保証
(4)コベナンツ(誓約事項)
(5)期限の利益喪失事由
(6)資金管理(ウォーターフォール)

4.その他の契約
(1)スポンサーサポート契約
(2)担保関連契約(債権、土地、設備、株式等)
(3)プロジェクト関連契約(PPA、EPC、O&M等)

5.質疑応答



【講師紹介】
2002年東京大学法学部卒業。
2004年司法修習(57期)を経て弁護士登録(第二東京弁護士会)、
アンダーソン・毛利・友常事務所入所。
2012年米国Boston University (LL.M. in American Law Program)修了。
2012年〜2013年オークランドのBell Gully法律事務所勤務。
2013年ニューヨーク州弁護士登録。
主にプロジェクトファイナンス、ストラクチャードファイナンス、ファンド取引、不動産取引等を取り扱う。

著書に
「ANALYSIS 公開買付け」(商事法務 2009年)(共著)がある。

論文に
「貸金業者との間の第1基本契約により発生した過払金は第2基本契約に基づく債務に充当されないとされた事例」(「ビジネス法務」2008年10月号)、
「「賃料増減特約」はどこまで有効か? 近時最高裁判例をふまえた賃貸借契約の留意点」(「ビジネス法務」2009年1月号)がある。 


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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