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金商法・市場ルールの基本と
コーポレートアクションへの適用


日時: 平成28年6月21日(火)午後1時30分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,900円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 山下聖志(やましたせいじ)氏
柳田国際法律事務所 
パートナー弁護士 ニューヨーク州弁護士

 金融商品取引法(「金商法」)は、条文構造も複雑で、ただでさえ理解が困難な法律ですが、平成19年の施行後も毎年改正されており、自社事業への影響を見極めるためキャッチアップしていくことも容易ではありません。加えて、近時は市場ルール(取引所規則等)の改正も重なり(コーポレートガバナンス・コードの規則化や適時開示事項の追加)、会社担当者の方々において「市場法リテラシー」がより求められる環境にあると言えます。
 そこで、本セミナーでは、単に改正法を学ぶのではなく、(i) 金商法・市場ルールの「基本」となる重要な概念や、会社法を含む各規制間の関係を理解し、(ii) 上場会社等のコーポレートアクションへの「適用」場面に生かして行けるよう、実務的な視点やコツを織り交ぜつつ、金商法・市場ルールのエッセンスを解説いたします。



1.金商法の基本を理解する
(1) 基本的な適用場面を知る
−「従業員持株会」を教材に

(2) 重要な概念を理解する
a 「有価証券」とは
b 「プライマリー」と「セカンダリー」
c 「開示規制」と「業者規制」と「不公正取引規制」
d 「勧誘」とは

(3) 全体像を俯瞰してみる

(4) 近年の改正の傾向を知る


2.市場ルール(取引所規則等)の基本を理解する
(1) 適時開示義務とその他遵守事項

(2) 近時の改正
− コーポレートガバナンス・コードと平成26年改正会社法

(3) 会社法・金商法との関係(概論) 


3.コーポレートアクションに対する金商法・市場ルールの
適用場面を理解する

(1) M&Aその1:上場株式の買付け

(2) M&Aその2:第三者割当増資

(3) 組織再編:上場子会社の完全子会社化

(4) 持合解消のための上場株式の売却

(5) 監査等委員会設置会社への移行

(6) ファンドに対する出資(GP/LP両方の立場から)


4.金商法・市場ルールの習得のための「コツ」



【講師紹介】
東京大学法学部卒。
2002年弁護士登録(東京弁護士会)、
柳田野村(現 柳田国際)法律事務所入所。
2005年より大手証券会社法務部門に出向。
2010年米国ミシガン大学ロースクール修士課程修了。
2011年米国ニューヨーク州弁護士登録。
2012年より現職。
大手証券会社法務部門に出向中、金商法移行時の法的対応全般を担当し、その後も各上場会社、銀行・証券会社等の金融機関、投資会社等に対し、会社法・金商法・M&A・組織再編・コーポレートガバナンスその他に関する助言を幅広く行っている。

【主な著作・セミナー】
「金融商品取引業のコンプライアンス」
(金融財政事情研究会・2008年・共著)、
「CFOのための株主総会想定問答2014」
(企業会計2014年5月・共著)、
「社外取締役の義務付け・要件の見直し」
(ビジネス法務2012年3月)、
「決議取消事由とその防止策」
(ビジネス法務2008年5月・共著)、
「金商法施行と営業責任者に求められる行動」
(証券会社向け営業責任者研修)
など。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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