海外子会社の不正リスクとその対応策

〜子会社管理、内部監査によるモニタリングの基本〜


日時: 平成28年6月22日(水)午後1時00分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 35,200円(お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師  秋元宏樹(あきもとひろき) 氏
公認会計士  公認内部監査人

 海外子会社の不正リスクについては、地理的・文化的要因に加え、リソース等の制約により目が届きにくく、リスクに適切に対処しきれていないのが現状です。海外M&Aの増加、新興国への進出や事業展開の活発化により、海外子会社での不正・不祥事への対応が必要となる事例が増えています。
 本講義では、不正・不祥事抑止・発見策の導入、ガバナンス・リスクマネジメント・コンプライアンスの強化、内部統制や内部監査による牽制・抑止機能の強化、持株会社や地域統括会社の機能、社外役員の役割など、海外子会社のあらゆる段階において生じる不正・不祥事の実例と対応策について解説いたします。



第一章 海外子会社における不正・不祥事の背景
○ 不正・不祥事の傾向
○ 不正・不祥事のトライアングル

第二章 海外子会社における不正・不祥事の手口

○ 財務不正
○ 経費不正
○ 贈答等不正
○ 在庫不正
○ 資産不正
○ 販売不正
○ 購買不正
○ 経理不正
○ 税務不正
○ 人件費不正
○ 文書不正
○ 利益相反
○ 情報漏洩
○ 法令違反
○ 不正競争

第三章 海外子会社における不正・不祥事の抑止と発見

〜質疑応答・コンサルテーション〜



【講師紹介】
早稲田大学商学部卒。
復旦大学留学。
1996年公認会計士二次試験合格、太田昭和監査法人入所。
2003年〜2008年上海大華会計師事務所、上海安永華明会計師事務所にて、
中国現地法人のマネジメント、不正・不祥事、会計、監査、税務等の
コンサルティングに従事。
現在、Ernst & Youngにて中国をはじめ海外・新興国で事業及びM&Aを
展開する日本企業に対して、リスクマネジメント、内部監査・内部統制、
グループ会社マネジメント、不正・不祥事、ガバナンス・コンプライアンス対応、
進出、事業再編・再構築、M&A及びPMI(買収後統合)、撤退、税務・会計、
IPO(株式公開)支援、調査及び教育研修などの各種コンサルティングを
提供、マネジメント問題に関与。
SAP GRC & Fraud Management [powered by HANA]、新興リスク・不正/
贈収賄リスク・M&Aリスク、戦略リスク、Big Dataによるリスクマネジメントを
推進。
中国、新興国・海外で事業を拡大する日本企業の執筆、論文、講演、官公庁
・企業内部研修等多数。多数の中国語専門翻訳・専門通訳実績を有する
マルチリンガル。

【講演】
金融庁「日本企業のアジア諸国での活動と投資資金
〜中国における会計税務マネジメントと変貌する投資政策」、
東京証券取引所「海外子会社の内部統制と会計不正・不祥事」、
日本内部監査協会「中国・海外事業の拡大とこれからの内部監査」
など、講演、官公庁・企業内部研修等多数。

【著作】
「リスク管理と企業規程の作成・運用実務」(第一法規)、
ブログ「会計士パンダの中国税務会計教室」(2007年〜連載中)
(http://cpa-panda.way-nifty.com/blog/)
「中国の会計税務詳解」(税務経理協会)、
「中国の会計基準とIFRSとの差異比較」(旬刊経理情報)、
「ケースを知って未然に防ぐ会計不正の処方箋」(企業会計)
など、執筆、論文多数。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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