1.英文契約書交渉にあたっての基本的な心構え (1)英文契約書の交渉では何を考慮すべきか (2)どこまで妥協できるのか、ボトムラインはどこにあるのか (3)企業戦略と英文契約書 (4)自社の企業戦略・事業計画における当該取引の位置づけを常に考える (5)リスク回避の側面に加えて、企業戦略達成のため積極的な側面を重視する 2.英文契約書の管理手法(雛形の入手方法・管理方法)・雛形の入手方法 ・契約の相手方(著作権侵害は大丈夫か?) ・雛形集(CD−ROM)、ウェブ ・自分でオリジナルを作る ・管理手法〜利用し易い分類方法 ・初回提示版を雛形として管理する 3.弁護士や外部コンサルタントの活用の仕方・弁護士の活用の仕方〜効果的に活用するには ・相談する時期、段階について ・何を相談するか ・外部コンサルタントの活用の仕方 ・定年退職者の活用 ・ネイティブ知識人の活用 ・翻訳業者はどうやって選ぶか 4.英文契約書・ドラフティングの実際 ・典型的な英文契約書 ・最も重要な雛形選び(90%の仕事はこれで終わる) ・どの雛形を選ぶか〜初回提示版、交渉の途中版、調印版 ・どうやって適切な雛形を選ぶか ・雛形のない場合はオリジナルの契約書を作成する−非典型的な英文契約書(LOI、JVA) 5.英文契約書交渉の具体的な留意ポイント ●英文契約書の交渉時の心構え(契約・条件交渉で勝つための鉄則30か条)(1)己を知る (2)最初から、当方が要求したい全ての条件・条項を提示しておくべき (3)敵を知る (4)出来るだけ自分たち担当者レベルで交渉する (5)相手方については、出来るだけ決定権者と直接交渉をすべきである (6)ドラフトは出来るだけこちらから提示する (7)交渉の極意a.法律違反であり、合意できない b.相手側のメリットを強調するc.相手の上司への説明を用意するd.外資の場合、本社の標準であり変更は不可 e.代りに他の条項で妥協を求める f.ユーザーなど第三者からの要求を理由に変更を求める g.社内の取引慣習や経済状況などを理由に同意を求めるh.他部署の固執を理由に同意を求めるi.折衷案を提案するj.政治的な決着を図る (8)デッドロック時を打開するコツ・保証条件、損害賠償免責、監査権条項、販売テリトリー、準拠法、裁判管轄、仲裁条項 その他合計30か条をご紹介します。 6.英文ディストリビュータ契約の交渉シミュレーション【日本人弁護士によるサマリー付き】実際の日本人弁護士(日本メーカー側)とアメリカ人弁護士(アメリカディストリビュータ側)との代表的な交渉のパターンをご覧頂いて、良い点・改善点などコメントします。