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債権の流動化・証券化の法務と実務
(基礎編)


日時: 平成28年8月24日(水)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,900円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 島田稔夫(しまだとしお) 氏 
ベーカー&マッケンジー法律事務所(外国法共同事業)
パートナー弁護士

 事業会社や金融機関等の多様な企業が、保有する資産を利用した資金調達や保有する資産のオフバランス化等を目的として、債権や不動産等の各種資産の流動化・証券化取引を幅広く実施しています。
 本セミナーでは、債権を対象とする流動化・証券化取引について、基本的な用語や概念を説明した上で、対象となる債権の種類やスキームの具体例等の基礎的な知識を説明します。また、債権の流動化・証券化取引を検討・実施する上で理解しておくべき重要な仕組み・留意点等を基礎から分かり易く解説します。
 これから債権の流動化・証券化取引に取り組まれようとする方に加え、既に債権の流動化・証券化取引に経験を有する方の知識の再確認・整理にも役立つ情報を提供させて頂きます。



1.債権の流動化・証券化の基礎
(1)債権の流動化・証券化とは

(2)債権の流動化・証券化に関する基本的な用語・概念
  

2.債権の流動化・証券化の具体例
(1)流動化・証券化の対象となる債権

(2)SPCを利用するスキーム

(3)信託を利用するスキーム
  

3.債権の流動化・証券化に関する重要な仕組み・留意点等

(1)債権の譲渡(信託):
真正譲渡(真正信託)性

(2)譲渡(信託)に関する対抗要件の具備:
サイレント方式、貸金業法に基づく通知の留保等

(3)オリジネーターによる表明及び保証:
典型的な表明保証事項、違反時の効果

(4)オリジネーターによる誓約:
典型的な誓約事項、違反時の効果

(5)債権の管理及び回収:
オリジネーターに対する委託、バックアップサービサーに対する
委託、サービサー法との関係

(6)回収金等の分配:
ウォーターフォール

(7)債権の買戻し:
オリジネーターの買戻し権、買戻し義務

(8)取引終了時の処理:
債権の換価、現状有姿交付

(9)倒産隔離:
オリジネーターの倒産リスクからの隔離、譲受人(受託者)の
倒産防止

(10)信用補完:
優先劣後構造等

(11)流動性補完:
各種準備金等

(12)コミングリング・リスクへの対応

(13)民法(債権法)改正の影響



【講師略歴】
1998年早稲田大学法学部卒業、
2003年弁護士登録、
2008年ペンシルバニア大学ロースクール修了(LL.M.)、
2009年ニューヨーク州弁護士登録。
弁護士になる以前は大手総合電機メーカーに勤務。
2008年から2010年にかけて大手銀行英国現地法人、ベーカー&マッケンジーロンドンオフィス、大手信託銀行に出向。
債権等の各種資産の流動化・証券化、信託を利用した各種金融取引・金融商品等のストラクチャード・ファイナンスを始めとして、プロジェクト・ファイナンス、買収ファイナンス、不動産ファイナンス等の各種ファイナンス案件を中心に取り扱う。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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