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賃料改定交渉のための
根拠策定と改定賃料算定

〜ストーリー作りに必須のツボと継続賃料の具体的算定手法〜


日時: 平成28年8月29日(月)午後1時30分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 35,000円(お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 成田隆一(なりたりゅういち) 氏
株式会社 フローク・アドバイザリー
不動産鑑定士/東京地裁鑑定委員

 不動産市場の回復を背景に、賃料減額交渉の動きに加え、都心部を中心にオーナー側からの「賃料増額交渉」の動きも広がってきております。
 継続中の賃料改定にあたっては、賃貸人・賃借人双方の関係性を極力損なうことなく、係争を回避しつつ、有利かつ円滑に交渉を進める必要があります。そのため事前準備や根拠資料作りの知識に加え、万一係争となった場合のことも見据えたストーリー作りが求められます。
 本セミナーは、賃料増減額交渉を行う際のストーリー作りのための現状把握、勝算の考え方、係争も見据えた賃料改定の交渉戦略、そのために必要となる不動産鑑定評価の知識を学んだうえで、市場賃料と現賃料水準、相手方(当方)要求賃料水準との関係性を踏まえた継続賃料(改定賃料)算定手法を解説いたします。



(1)賃料改定の基本及び実情と交渉方法
1.賃料改定の基本的考え方及び実情
2.賃料改定交渉の前段階の準備過程の流れ

(2)賃料改定のための現状把握の具体的な考え方と手法
1.継続賃料のあたりをつける
2.相手方の分析、相手方提案の分析
3.賃料設定ラインの策定(譲れないラインを決める)
4.具体的な交渉方法の決定と交渉の工夫例
5.賢く賃上げ、賃下げするための今後の対策

(3)賃料改定における不動産鑑定評価の基礎知識
1.不動産鑑定評価における賃料評価とは
2.新規賃料の算定手法

(4)賃料改定根拠としての不動産鑑定評価手法に基づく
継続賃料算定手法

1.不動産鑑定評価における継続賃料の意義と特徴
2.不動産鑑定評価における継続賃料の具体的手法

(5)賃料改定の現場の実際と注意点
1.定期借家契約への切り替えや立退料との関連、最近の賃料改定事例
2.賃料改定の現場、調停・裁判(係争)の場で行われていることでの盲点や注意点

(6)質疑応答



【講師紹介】
早稲田大学卒業後、国土交通省出向を含め、みずほ信託銀行に在職し、不動産仲介、鑑定等を経験した後に、プライスウォーターハウスクーパース株式会社に参加。バルクセール、不動産評価、評価レビュー、企業再生等のコンサルティングを行う。その後、米系大手不動産投資ファンドにて、約3,000億円の不動産・債権・会社等の投資事業に関与。2007年株式会社フローク・アドバイザリー設立。複数の上場企業(オーナー含む)の顧問、大手J-REITの投資委員会アドバイザー等を現任、歴任。東京地裁鑑定委員(借地借家担当)を務める他、日本初の立退料の具体的算定手法についての書籍や賃料改定のための書籍を執筆するなど借地借家分野にも精通。企業、不動産オーナー、企業経営者からの所有不動産、不動産投資での相談を多く受け、問題解決に当たっているほか、不動産・金融部門のプロや弁護士からの相談が多いのも特徴。再開発プランナー、宅地建物取引士。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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