証券取引等監視委員会検査について

― 変わりつつある検査の正確な理解のために ―


日時: 平成28年8月29日(月)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 35,200円(お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 依田 太(よだはじめ) 氏
株式会社アール・シー・コンサルティング 代表取締役
(元証券取引等監視委員会証券検査官)

 平成27年7月以降、証券取引等監視委員会の金融商品取引業者に対する検査は、大きく変貌しつつあります。これまでの検査経験等が全く通用しない新しいスタイルの検査が遂行されています。金融商品取引業者による金融商品の販売等における問題点、証券取引等監視委員会、財務局検査が一元化した検査態勢も定着しつつあり、新たな検査態勢を理解した上での対策が求められています。
 最近の金融商品取引業者に対する行政処分事例、証券取引等監視委員会幹部の講演資料、検査時における指摘事項等の公表されている情報を精緻に分析することにより、新しい証券取引等監視委員会の目指す、新しい方向性について明らかにします。そのことは同時に、検査対応において金融商品取引業者は今後どのような留意点について考慮すべきなのかという点につき、教科書的評論家的な一般論の講義ではなく、具体的実践的なポイントについて解説を行います。実際の検査に証券取引等監視委員会証券検査官として直接的に携わった講師の実務経験に基づき、公表されている前述した資料等から「逆引き」の形で金融商品取引業者における今後の検査対応を踏まえ「金融商品取引業者における検査対応策とは何か」について具体的で分かり易く、詳細に解説・説明いたします。



1.証券取引等監視委員会の正しい理解のために
I.監視委員会の新しい態勢
(1)監視委員会と財務局検査の一元化
(2)検査・調査手法の多様化

II.監視委員会内の各課における検査・調査の連携強化


2.リスクベースの証券検査の徹底についての考察


3.多面的・複線的調査・検査に対するアプローチとは


4.最近の行政処分事案からの推察

−具体的に何が問題視され、また学ぶべき指摘とは何か−


〜質疑応答〜



※一部内容・項目を変更する場合があります。



【講師略歴】
1987年から国内証券会社、外資系投資顧問会社で勤務の後、
2002年から証券取引等監視委員会ならびに金融庁検査局にて検査官を務める。
退庁後、外資系投資顧問会社(有価証券)、外資系不動産ファンド等でコンプライアンス部門の幹部を務めた後、国内上場投資銀行グループにおいてグループ統括コンプライアンスオフィサーとしてグループ全体のコンプライアンス部門を統括。グループ各社の役員を兼務。
2009年から一般社団法人日本投資顧問業協会 自主規制第一部会(投資一任)メンバーを7期連続務める。
2016年6月、金融商品取引業者におけるコンプライアンス、当局対応、内部監査態勢構築等に特化したコンサルティング会社を設立し、現職に就任。

【社内研修・セミナーの講師】
外資系企業、東証一部上場会社、ジャスダック上場会社、上場会社の子会社、独立系企業と多岐にわたる金融商品取引業者の依頼により日本全国で役員研修・社員研修・コンプライアンス担当者研修及びセミナー講師を実施。 


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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