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FIDIC Redbook99年版条文解説

〜3時間で全体構造と全条文を理解する〜


日時: 平成28年9月12日(月)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 宇野伸太郎(うのしんたろう)氏
西村あさひ法律事務所 シンガポールオフィス 
共同代表・パートナー弁護士
英国・シンガポール仲裁人協会フェロー

 海外の建設・インフラプロジェクトの主要約款であるFIDICは、ODAプロジェクトなど日系企業が関係する国際プロジェクトで広範囲に使用されています。入札に際してのリスク分析、プロジェクトでの契約管理を適切に行うためGeneral Conditions(一般条件書)として使用されるFIDICの正確な理解は不可欠ですが、そのボリュームの多さ、契約構造の複雑さ、英国に由来する建設法の独自のコンセプトが前提となっていることなどの理由から、契約内容を正確に理解することは容易ではありません。
 本セミナーでは、海外建設協会(OCAJI)でFIDIC条文解説を担当する講師が、FIDIC各契約の基本形といえるFIDIC Redbook 1999年版(施工契約)について、全体の構造、全条文のポイント、そして近時の関連する重要判例の解説を行い、3時間でFIDIC Redbook を理解することを目指します。



1.FIDIC Redbookの構造

2.FIDIC Redbook全条文の骨子とポイント解説

3.質疑応答



(注)FIDIC Redbook 1999年版は各自ご持参ください。



【講師紹介】
インドネシアなど東南アジアにおける国際建設・インフラプロジェクトに関する紛争(仲裁・訴訟)に集中的に関わっており、特に、ODAの建設・インフラプロジェクトの経験が豊富である。
2002年東京大学法学部卒業、
2003年弁護士登録、
2010年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール修了(LL.M.)、
2011年ニューヨーク州弁護士登録、
2010年-2011年Shearman & Sterling法律事務所(サンフランシスコ)、
2011年-2013年清水建設国際支店出向(シンガポール駐在)、
2013年クアラルンプール仲裁センター(KLRCA)建設紛争裁定制度裁定人、
2014年英国仲裁人協会フェロー就任、
同年シンガポール仲裁人協会フェロー就任。
2015年インドネシア仲裁委員会(BANI)仲裁人就任、
同年KLRCA仲裁人
2016年西村あさひ法律事務所シンガポールオフィス共同代表。

【主な講演】
「FIDIC Redbook条文逐条解説」
(海外建設協会。2016年7月東京、2016年1月ジャカルタ、ホーチミン、ハノイ、2015年7月東京で実施)、
「インドネシアの紛争解説〜BANI仲裁と民事訴訟」
(経営調査研究会、2016年7月)、
「Risk Allocation Trends and Approaches」
(シンガポール建設法学会、2015年9月)。

【主な論文】
「国際建設仲裁概観」
(共著、三木浩一ら編『国際仲裁と企業戦略』(有斐閣、2014年12月))。  


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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