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デリバティブ市場最新動向

〜規制、市場、取引慣行の変化への対応策〜


日時: 平成28年9月20日(火)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 35,100円(お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 富安弘毅(とみやすひろき) 氏
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社
債券統括本部 マネジング・ディレクター

 金融危機を受けて導入された様々な金融規制がマーケットに大きな影響を及ぼすようになってきました。CCPへの移行は順調に進み、清算されない相対取引に対する証拠金規制も9月に導入され、金融機関のビジネスモデルも大きく変化しつつあります。こうした規制の影響を正しく分析し、それに併せてビジネスを変えていかないと、マーケットから取り残され、退出を余儀なくされるような時代になってきました。
 本セミナーでは、こうした市場への影響の大きい規制の概要とその対応策、早急に準備を進めていかなければならない点にフォーカスを当てるとともに、今後マーケットがどのように変化していくかについて議論します。
 具体的には、昨年来大きな話題になっているCCP間のプライシングの差、資本規制や証拠金規制がプライシングに与えるインパクトを中心に解説します。



各種規制概要
・ レバレッジ比率等新資本規制
・ 証拠金規制
・ TLAC

市場流動性への影響
・ 規制がマーケットに与えた影響の実例
・ LCH-JSCCスプレッド拡大のメカニズム
・ 通貨スワップマーケットに対するインパクト
・ TLACが金融市場に与える影響

プライシングへのインパクト

・ KVA(資本コストによる評価調整)最新動向
・ 証拠金規制導入に伴うMVA(証拠金に対する評価調整)の
計算方法
・ SA-CCR導入のインパクト

今後の金融ビジネス

〜質疑応答〜



【講師紹介】
一橋大学で国際金融、同大学院国際企業戦略研究科で金融工学を専攻。米国UCLAアンダーソンスクールにてMBAを取得。日米の金融機関で20年超にわたりリスク管理業務を中心とした金融業務に携わり、現在はモルガン・スタンレーMUFG証券債券統括本部において、フロントのリスク管理、規制担当の他、各種マネジメント業務に携わる。

主な著書に
『カウンターパーティーリスクマネジメント』
(金融財政事情研究会)、
『ファイナンス計量分析入門』
(東洋経済新報社、共著)、
『リスクマネジメントの本質』
(共立出版、共訳)、
『信用リスクモデル入門』
(東洋経済新報社、共訳)
がある。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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