日英IT契約入門

〜開発委託契約・ライセンス契約、
慣行、関連法も含めて解説〜


日時: 平成28年10月6日(木)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 牧野和夫(まきのかずお) 氏
芝綜合法律事務所
弁護士・弁理士・米国弁護士

 日頃、ITに関する契約業務を担当される法務部門、情報システム部門、購買部門などのご担当者を対象として、IT契約(プログラム開発委託契約(日英)とソフトウェアライセンス契約(日英))のポイントと交渉の留意点、さらに押さえておくべきIT業界の取引・契約慣行、周辺の関連法までを短時間で解説致します。Q&Aも十分に時間を割いて行う予定です。新任担当者の方はもちろん、ある程度ご経験のある方にもご満足いただけるよう解説します。



1.IT業界の取引・契約体系の概観
IT契約はどこで生まれてどのように利用されてきたか?

2.契約自由の原則

(1)内容 
(2)相手方 
(3)方式(書面・口頭を問わない、形式自由)
(4)締結の有無

3.契約法の基本的ルール
(1)契約の成立要件 
(2)サイン権限 
(3)業務代行は契約上どのように捉えるか

4.基本契約書と個別契約書
(1)どちらが優先するか 
(2)裏面約款の扱い 
(3)Shrinkwrap Licenseの扱い

5.契約の条文構成
・営業  
・技術 
・サポート  
・法務管理

6.請負か単純役務提供(準委任)か
(1)瑕疵担保責任 
(2)債務不履行

7.請負か派遣か
偽装請負にならないように注意

8.契約違反時の救済の基本的ルール
(1)損害賠償請求権 
(2)違約金の合意

9.プログラム開発委託基本契約書とSOWの交渉における
ポイント

(1)プログラム開発委託基本契約書=基本契約書
(保証、検収、瑕疵担保責任、成果物の扱い)
(2)SOW=個別契約書
(作業内容、場所、スケジュール、対価等)

10.ソフトウェアライセンス契約の交渉におけるポイント

11.知的財産法の基本的ルール

12.独占禁止法の基本的ルール

13.印紙税
(電子商取引と印紙税)

14. Q&Aセッション



【講師紹介】
1981年早稲田大学法学部卒。
1989年GM Institute修了、
1991年ジョージタウン大学ロースクール法学修士号、
2013年ハーバード・ロースクール交渉戦略プログラム修了。
いすゞ自動車株式会社法務部課長、アップルコンピュータ(株)法務部長、早稲田大学大学院講師、東京理科大大学院客員教授、尚美学園大大学院客員教授を経て、現在、英国国立ウェールズ大学大学院(ビジネススクール)教授、関西学院大学法学部・商学部講師、明治学院大学法学部講師、国士舘大学大学院講師、企業法務協会理事など、豊富な経験を活かした実践的かつ明快な指導には定評がある。

主な著書に
「英文契約書の基礎と実務」
DHC、
「やさしくわかる英文契約書」
日本実業出版社、
「国際取引法と契約実務(3訂版)」
(共著)、
「初めての人のための契約書の実務」、
「子供のネットトラブルに悩む親の法律相談」
以上中央経済社、
「契約書が楽に読めるようになる「英文契約書の基本表現」」
日本加除出版、
「知的財産法講義(三訂版)」
税務経理協会、
ほか現在まで著書は66冊を数える。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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