提供図書を追加して再演

基礎から学ぶ「英文契約書の交渉スキル」
【実践編】

〜ハーバード・ロービジネススクール流の交渉術に基づく
米国弁護士との英文契約書の交渉シミュレーション
【日本人弁護士によるサマリー付き】〜


日時: 平成28年10月17日(月)午後1時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 37,700円(お二人目から32,000円)
書籍ご持参の方は、2,200円引きとなりますので
(店頭販売価格とは異なります)
お申し込みフォーム備考欄にご記入ください。
(消費税、参考資料を含む)

講師 牧野和夫(まきのかずお)氏
芝綜合法律事務所 弁護士・弁理士・米国ミシガン州弁護士
(元アップルコンピュータ(株) 法務部長)

講師 John Price(ジョンプライス)氏
大手メーカーグローバル法務部
ディレクター 米国特許弁護士

 英文契約書の交渉が苦手な方が多いのではないでしょうか。本セミナーでは、最初の1時間で、日本人が英文契約書の交渉を行うにあたって必須となる基礎知識を学び、その後、アメリカ人弁護士との英文契約書の交渉の実際をシミュレーション形式で皆様にご覧頂きます。実際の日本人弁護士とアメリカ人弁護士との代表的な交渉のパターンをご覧頂いて、「交渉戦略プログラム」を修了した講師がハーバード・ロースクール流の交渉術(HLSのプログラムで学んだこと)に基づき、良い点・改善点などコメントします。このセミナーを通じて、英文契約書の交渉に必要な英語力はそれ程高くなく、要は、交渉の基本を忠実に押さえて行けば目的は達成できることを実感して頂けるでしょう。初学者の参加を歓迎いたします。



1.英文契約書交渉にあたっての基本的な心構え
(1)英文契約書の交渉では何を考慮すべきか

(2)どこまで妥協できるのか、ボトムラインはどこにあるのか

(3)企業戦略と英文契約書

(4)自社の企業戦略・事業計画における当該取引の位置づけを
常に考える

(5)リスク回避の側面に加えて、企業戦略達成のため積極的な
側面を重視する


2.英文契約書の管理手法(雛形の入手方法・管理方法)
・雛形の入手方法

・契約の相手方(著作権侵害は大丈夫か?)
 
・雛形集(CD−ROM)、ウェブ

・自分でオリジナルを作る

・管理手法〜利用し易い分類方法

・初回提示版を雛形として管理する 


3.弁護士や外部コンサルタントの活用の仕方
・弁護士の活用の仕方〜効果的に活用するには
 
・相談する時期、段階について
 
・何を相談するか

・外部コンサルタントの活用の仕方

・定年退職者の活用

・ネイティブ知識人の活用 

・翻訳業者はどうやって選ぶか


4.英文契約書・ドラフティングの実際 
・典型的な英文契約書

・最も重要な雛形選び(90%の仕事はこれで終わる)

・どの雛形を選ぶか〜初回提示版、交渉の途中版、調印版  

・どうやって適切な雛形を選ぶか

・雛形のない場合はオリジナルの契約書を作成する
−非典型的な英文契約書(LOI、JVA)  


5.英文契約書交渉の具体的な留意ポイント
●英文契約書の交渉時の心構え(契約・条件交渉で勝つための鉄則30か条)
(1)己を知る

(2)最初から、当方が要求したい全ての条件・条項を提示して
おくべき

(3)敵を知る

(4)出来るだけ自分たち担当者レベルで交渉する

(5)相手方については、出来るだけ決定権者と直接交渉を
すべきである

(6)ドラフトは出来るだけこちらから提示する

(7)交渉の極意
a.法律違反であり、合意できない
b.相手側のメリットを強調する
c.相手の上司への説明を用意する
d.外資の場合、本社の標準であり変更は不可  
e.代りに他の条項で妥協を求める
f.ユーザーなど第三者からの要求を理由に変更を求める  
g.社内の取引慣習や経済状況などを理由に同意を求める
h.他部署の固執を理由に同意を求める
i.折衷案を提案する
j.政治的な決着を図る
k.デッドロックを打開するコツ
(保証条件、損害賠償免責、準拠法、裁判管轄、仲裁条項)


6.英文ディストリビュータ契約の交渉シミュレーション
【日本人弁護士によるサマリー付き】

実際の日本人弁護士(日本メーカー側)とアメリカ人弁護士
(アメリカディストリビュータ側)との代表的な交渉のパターンを
ご覧頂いて、良い点・改善点などコメントします。



【提供図書:講師著『初めての人のための英文契約書の実務』
(中央経済社 税込2,808円) をテキストとして使います。
同書をお持ちで当日持参される方は、
セミナー代金より2,200円割引いたします。】



【講師紹介】
牧野和夫 氏:
1981年早稲田大学法学部卒。
1989年GM Institute修了、
1991年ジョージタウン大学ロースクール法学修士号、
2013年ハーバード・ロースクール交渉戦略プログラム修了。
いすゞ自動車株式会社法務部課長、アップルコンピュータ(株)法務部長、早稲田大学大学院講師、東京理科大大学院客員教授、尚美学園大大学院客員教授を経て、現在、英国国立ウェールズ大学大学院(ビジネススクール)教授、関西学院大学法学部・商学部講師、明治学院大学法学部講師、国士舘大学大学院講師、企業法務協会理事など。
主な著書に
「英文契約書の基礎と実務」(DHC)、
「やさしくわかる英文契約書」日本実業出版社、
「国際取引法と契約実務(3訂版)」(共著)、
「初めての人のための契約書の実務」以上中央経済社、
「契約書が楽に読めるようになる「英文契約書の基本表現」」日本加除出版、
「知的財産法講義(三訂版)」税務経理協会、
ほか現在まで著書は66冊を数える。

John Price氏:
ドレクセル大学卒業(材料工学科)。ラッジャーズ大学ロースクール卒(法学博士)。その後、ニューヨーク(同州特許弁護士資格取得)、ワシントンD.C.の法律事務所並びに米国特許局に所属し執務。来日後は、大手税理士法人勤務を経て、現在は大手日本メーカー法務部勤務。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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