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インターネットコンテンツの制作者及び
利用者が知っておくべきこと

〜クリエイター、プラットフォーマー、ユーザーの視点から
見た留意点を、関連裁判例と近時の法改正を踏まえて解説〜


日時: 平成28年11月4日(金)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 稲垣勝之(いながきかつゆき) 氏
TMI総合法律事務所
弁護士・ニューヨーク州弁護士

 インターネット上に存在する無数のコンテンツには、大きく分けて、コンテンツを生み出すクリエイター、コンテンツを管理運用する管理者・プラットフォーマー、コンテンツの利用を享受するユーザーが存在しますが、留意しなければならない法律や規制は、立場や視点によって異なり、また、コンテンツの種類や内容(データ、テキスト、図形、写真、映像、音楽など)によっても、大きく異なってきます。当セミナーでは、インターネット上のコンテンツを巡る様々な諸問題について、プレーヤーごとの視点に立って知っておくべきことを整理し、関連する裁判例や近時の法改正の動向も交えつつ、それぞれの実務上の留意点や対応策について、説明致します。



1.増大するインターネットコンテンツ
(1)一億総クリエイター時代
(2)メガプラットフォーマーの席巻
(3)インターネットコンテンツを巡る近年のトラブル事例

2.クリエイター視点から見た留意すべきポイント
(1)知的財産法
(著作権法、商標、不正競争防止法、パブリシティ権)
(2)表現内容の問題
(名誉毀損、プライバシー、差別的表現、わいせつ表現、
児童ポルノ)
(3)プラットフォーマーが定めるディベロッパー規約等

3.管理者・プラットフォーマー視点から見た留意すべきポイント
(1)コンテンツの権利侵害の主体性
(商標、著作権法など)
(2)利用規約やプライバシーポリシーを巡る問題
(消費者契約法、個人情報保護法など)
(3)その他の関連法規
(プロ責法、資金決済法、表示関連法(特商法、景表法、
不正競争防止法など))

4.ユーザー視点から見た留意すべきポイント
(1)著作権法とその限界
(著作物性と権利制限規定)
(2)一般不法行為
(3)利用規約とオーバーライド

5.コンテンツの利活用に関する議論の最新動向
(1)柔軟な権利制限と円滑なライセンス制度
(2)AI創作物の取扱い
(3)リーチサイト、サイトブロッキング



【講師紹介】
2004年早稲田大学法学部卒業。
2006年弁護士登録(59期、東京弁護士会)。
2014年南カリフォルニア大学ロースクール卒業
(LL.M.,Entertainment Law Certificate)。
2015年ニューヨーク州弁護士登録。

主な取扱い分野:
知的財産権、IT・通信、メディア・エンタテインメント・スポーツ・ブランド、訴訟等。

主な著書:
「著作権の法律相談(I・II)」
(青林書院、共著)、
「名誉毀損の慰謝料算定 名誉・信用・プライバシー・肖像・パブリシティ侵害の慰謝料算定実務」
(学陽書房、共著)
など。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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