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英文契約書の読み方

〜紛争予防という視点から〜


日時: 平成28年11月8日(火)午後1時00分〜午後4時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 仲谷栄一郎(なかたにえいいちろう)氏
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
パートナー 弁護士

 特定の種類の契約だけではなく、およそいかなる種類の契約であっても、英文契約書を読んだり、書いたり、交渉したりする場合にあてはまる注意事項を具体例を引用しつつ解説します。英単語、決まり文句、法律用語の意味などの知識や情報を覚える目的ではなく、「視点」や「考え方」を体得し、実務上陥り易い間違いから脱却することを目指します。
 また、紛争になった場合はこういう議論が可能で、裁判所ではこういう判断が下されるであろうという「後ろ向きの視点」ではなく、不明確な条文だと解釈が分かれるおそれがあるから明確にしておかなければならない、という「前向き」の視点で契約書を検討していきます。 基礎的レベルから解説しますが、陥り易い失敗や紛争予防にあたっての留意点等にも触れますので実務経験のある方々にも新たな発見があると思います。



1 英文契約書の基礎
(1) 契約書とは      

(2) なぜ契約書を作るのか
 
  
2 英文契約書の形
(1) 題名にとらわれない  

(2) 当事者は誰か

(3) 前文で英文契約書のあらすじをつかむ

(4) 定義規定は必要十分か 

(5) 実質規定は千差万別

(6) 一般規定は題名から内容がわかる

(7) サインする権限はあるか

   
3 英文契約書の読み方

(1)「英文」としての視点−語学力の問題
(a) 単語−「訳す」のではなく「理解する」
(b) 条文の意味を正確に理解する
(c) 条文を骨組みだけにして要点をつかむ
(d) 受動態の条文では主体を意識する
(e) 代名詞が何を指すかに注意する
(f) 関係代名詞がどこにかかるか注意する

(2)「契約書」としての視点−考え方の問題
(a) 書き落としはないか?
  ・競業禁止条項
(b) 実行可能か?     
  ・仲裁条項/引渡条項
(c) こういう場合は?    
  ・株式買取価格決定条項
(d) 権利を強く・義務を軽くするには?
  ・保証条項/帳簿検査条項
(e) 平等を主張する     
  ・解除条項/仲裁条項
(f) 裏を読む        
  ・期間更新条項
 
  
4 英文契約書の書き方
(1) 先例の使い方

(2) 全体の構成  

(3)各条文の書き方



【講師略歴】

1982年 東京大学法学部卒業、
1984年 弁護士登録、
1991年〜1992年 ロンドンの法律事務所に勤務、
現在 アンダーソン・毛利・友常法律事務所パートナー。

【主要著書】
「初歩からきちんと英文契約書」
(中央経済社)、
「租税条約と国内税法の交錯」
(第36回日本公認会計士協会学術賞受賞、商事法務)、
「外国企業との取引と税務」
(商事法務)、
「契約の英語・全2巻」
(日興企画)、
「交渉の英語・全3巻」
(日興企画)。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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