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平成28年公表「金融レポート」・
「金融行政方針」の問題意識と
経営・内部監査における有効な活用


日時: 平成28年11月17日(木)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 35,000円(お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 青木茂幸(あおきしげゆき)氏
東京国際コンサルティング株式会社 
代表取締役

 さる9月15日金融庁から平成27事務年度「金融レポート」が公表され、これを受けた今事務年度の「金融行政方針」も近く公表される予定です。本「金融レポート」では、昨年度の方針を受けて、金融仲介機能発揮、顧客の資産形成に資する金融業のあり方から、厳しい問題意識が提示されています。本セミナーでは、これらの問題意識の真意、妥当性等を見極めるとともに、金融機関の受け止め方、有効な活用法について経営、内部監査実務の視点から解説します。


1.金融レポート・金融行政方針の問題意識
(1)金融行政方針と金融レポートの関係、真の問題意識とは?

(2)金融レポート・金融行政方針をどう読み、どう対応すべきか

2.金融レポート・金融行政方針の主要項目の着眼点
(1)金融システムの現状と金融機関のリスク対策

(2)金融仲介機能の十分な発揮
− 地域金融機関のビジネスモデル転換は本当に必要なのか?
− 金融サービス業として顧客意見を吸い上げる
システムの重要性
− 信用保証協会利用の重大な副作用と是正策とは?

(3)安定的な顧客の資産形成に資する経営
− 金融商品の企画、説明、販売態勢の抜本的な改善策とは?
− 顧客目線の「リスク説明」、「手数料・報酬」等の
説明のありかた
− 投信、貯蓄性保険、ラップ口座等の商品特性と改善の方向性

3.内部監査の視点から見た「金融レポート」の活用
(1)内部監査の質向上のための「金融レポート」の活用方法
− 本部監査と監査テーマの設定

(2)「顧客の資産形成に資する商品企画・販売態勢」を
例とした監査要点例の作り方
− リスク評価、統制環境、統制活動、情報プロセス、モニタリングの各視点から

(3)発見事象・事実と原因分析、改善事項の分類とは?

(4)監査人のコミュニケーション技術向上策とは?

  
【講師紹介】
銀行、保険会社、金融商品取引会社、官公庁など国内外350を超えるお客様に、金融規制対応、コンプライアンス・リスク管理態勢の高度化、内部監査業務支援、内部監査機能外部評価等のサービスを提供。
東京大学法学部卒後、三菱信託銀行(在職中、経済企画庁調査局出向)、国際的監査法人KPMGグループの金融コンサルティングファームを経て現職。地方銀行協会、第二地方銀行協会、損害保険協会、日本証券業協会、不動産証券化協会、東京証券取引所等での講演多数。IIA公認リスク監査人(CRMA)公認不正検査士(CFE)



※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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