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FIDIC Silver Book条文解説

〜EPC・ターンキープロジェクト
主要契約の解説〜

日時: 平成28年11月18日(金)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,900円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 宇野伸太郎(うのしんたろう)氏
西村あさひ法律事務所シンガポールオフィス
共同代表・パートナー弁護士
英国・シンガポール仲裁人協会フェロー

 海外の建設・インフラプロジェクトにおいて、請負者が設計、調達及び建設の責任を負うEPC(engineering, procurement and construction)/ターンキー契約が採用されることが増えています。このEPC/ターンキー契約では、施工のみの責任を負う施工契約(FIDICではRed Book)及び設計及び施工の責任を負う設計・施工契約(FIDICではYellow Book)と比べて、請負者が重い責任とリスクを負うため、より一層契約の正確な理解を得ることが重要です。
 しかし、契約構造の複雑さ、契約のボリュームの多さ、英国に由来する建設法の独自のコンセプトが前提となっていることなどの理由から、契約内容を正確に理解することは容易ではありません。
 本セミナーでは、EPCターンキープロジェクトの主要契約であるFIDIC Silver Book (Conditions of Contract for EPC Turnkey Projects (First Edition, 1999))について、全体の構造、全条文のポイント、そして近時の関連する重要判例の解説を行い、3時間でFIDIC Silver Bookについて一定の理解に達することを目標とします。



1.EPC/Turnkey契約の特徴

2.FIDIC Silver Bookの構造(Red Bookとの対比)

3.FIDIC Silver Book全条文の骨子とポイント解説

4.質疑応答


(注)FIDIC Silver Book 1999年版は各自ご持参ください。



【講師紹介
インドネシアなど東南アジアにおける国際建設・インフラプロジェクトに関する紛争(仲裁・訴訟)に集中的に関わっており、特に、ODAの建設・インフラプロジェクトの経験が豊富である。
2002年東京大学法学部卒業、2003年弁護士登録、2010年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール修了(LL.M.)、2011年ニューヨーク州弁護士登録、2010年-2011年Shearman & Sterling法律事務所(サンフランシスコ)、2011年-2013年清水建設国際支店出向(シンガポール駐在)、2013年クアラルンプール仲裁センター(KLRCA)建設紛争裁定制度(CIPAA)認定裁定人、2014年英国仲裁人協会フェロー就任、同年シンガポール仲裁人協会フェロー就任。2015年インドネシア仲裁委員会(BANI)仲裁人就任、同年KLRCA仲裁人。2016年西村あさひ法律事務所シンガポールオフィス共同代表。

【主な講演】
「FIDIC Redbook全条文逐条解説」(海外建設協会。2016年7月東京、2016年1月ジャカルタ、ホーチミン、ハノイ、2015年7月東京で実施)、建設・インフラプロジェクトにおける紛争解決〜BANI仲裁と裁判〜(ジャカルタインフラ研究会、2016年8月)、「Risk Allocation Trends and Approaches」(シンガポール建設法学会、2015年9月)

【主な論文】
「国際建設仲裁概観」(共著、三木浩一ら編『国際仲裁と企業戦略』(有斐閣、2014年12月))


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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