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〜エクセルで理解する〜
モンテカルロ・シミュレーション

企業価値、デリバティブ、証券化商品プライシングとリスク管理の基礎


日時: 平成28年12月6日(火)午後1時30分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 吉田 靖(よしだやすし)氏
東京経済大学 経営学部
教授、博士(経済学)

 企業価値、デリバティブ、不動産あるいは証券化商品などのプライシングからVaR(バリュー・アット・リスク)モデルなどによるリスク管理まで、乱数を使ったシミュレーション(モンテカルロ法)が広く利用されています。これらの手法は、Excelで具体的な例を作成しながら学んでいくと効率的であると同時に、その後の応用も考えやすくなります。
 本セミナーでは、Excelの関数を使いながら、結果に至るまでの過程を実感し、基本的な考え方をマスターすることを目的とします。
 Excelについては、数式入力などの基本的操作を前提とし、使用するExcelの関数については説明します。VBAは使用しません。正規分布、相関係数までの統計用語の解説と数学的な証明は省略して、シミュレーション部分の解説と実習を交互に行います。


1 通貨オプションや株式オプションの価格決定モデル
a.正規乱数の発生
b.価格の変動をシミュレーションする
c.モンテカルロ・シミュレーションでオプション・プレミアムを
算出する
d.ブラック・ショールズ・モデルとの比較
e.アジアン・オプション(平均オプション)のプライシング

2 バリュー・アット・リスクと期待ショートフォールの算出
a.相関のある乱数の発生
b.マーケット・リスクの計量化
c.回収率の変動も考慮した信用リスクの計量化

3 モンテカルロ法の精度とその向上方法
a.モンテカルロ・シミュレーションの精度
b.Excelの乱数の問題点
c.対称変量法の使い方
d.モーメント・マッチングの使い方


受講にあたって
1.一人一台のパソコンは主催者が準備します。使用するソフトはExcel2007です。
2.Excelのサンプルファイルは、CD-Rにてお持ち帰りになれます。



【講師紹介】
研究テーマは応用ファイナンス、実証ファイナンスなど。慶應義塾大学大学院修士課程修了、工学修士。名古屋市立大学大学院博士後期課程修了、博士(経済学)。2004年まで住友生命保険などで資産運用業務と研究に従事。

訳書に
『統合リスクマネジメント』(Doherty著 Integrated Risk Management-Techniques and Strategies for Reducing Risk、米山高生・森平爽一郎監訳、中央経済、2012年)、ほかに論文多数。



※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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