新興国における海外子会社の管理

日時: 平成29年2月3日(金)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,300円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 中山達樹(なかやまたつき)氏
中山国際法律事務所 代表弁護士
国際化支援アドバイザー 公認不正検査士

 日本企業の海外進出は、特に新興国に対し、活況を呈しています。しかし、海外子会社を十分管理できている日本企業は多くありません。不適切な海外子会社管理のため、日本の親会社に重大な責任が発生する事例も増えています。海外子会社にいかにガバナンス体制を定着させ、いかに不正防止対策を実施し、いかに本社の監査体制を構築していくかが、喫緊の課題といえます。
 そこで、本セミナーでは、海外(特にアジア新興国)の贈賄・腐敗防止、競争法、労務等に関わる紛争などに精通している講師が、その豊富な経験を踏まえて、海外子会社をどのように管理していけばよいか、海外進出において直面するさまざまなリスクへの対応や対策を具体事例を紹介しながら解説します。
 豊富な事例とチェックリストで、日系企業が苦手とするグローバル・コンプライアンスの意識を高め、効果的な海外子会社の管理を行えるようにすることを目指します。



1 海外子会社ガバナンス
(1)海外子会社管理の重要性と最近の動向
(2)海外ガバナンス体制
(3)海外コンプライアンス体制
(4)内部通報制度
(5)リスクベース・アプローチ
(6)BCP管理
  
2 海外子会社不正対策
(1)贈賄・腐敗防止
(2)カルテル・競争法
(3)横領・背任・不正経理・脱税
(4)労務
(5)移転価格税制
(6)外資規制潜脱
  
3 海外子会社監査
(1)国内親会社との違い
(2)不正のトライアングル/Four Eyes Principle
(3)定期的モニター
(4)訴訟・仲裁対策
(5)国・地域ごとの子会社監査の特徴
(6)子会社の清算・解散による撤退の可否・是非



【講師略歴】
1998年東京大学法学部卒業 
2005年弁護士登録 
2007年三宅・山崎法律事務所入所
2010年シンガポール国立大学ロースクール修士課程(アジア法専攻)修了
2010年〜2011年シンガポールのDrew & Napier法律事務所に、
初の日本人弁護士として勤務
2013年中小機構国際化支援アドバイザー
2015年8月中山国際法律事務所開設、同事務所代表弁護士。
2016年公認不正検査士

【著書・論文】
『シンガポールの紛争解決(民事訴訟・商事仲裁)』
シンガポール日本人商工会議所所報、
『アジア労働法の実務 Q&A』
商事法務(2011年)
その他。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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