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金融機関のヒューマンエラー対策

〜航空業界、医療業界の安全管理を応用した
事務過誤対策入門〜


日時: 平成29年2月15日(水)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,800円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 関谷正樹(せきやまさき)氏
有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ マネジャー

 内部統制(J-SOX)やオペリスク管理態勢を整備したものの、事務過誤が思うように減少していない金融機関も少なくありません。ともすれば表面的な対応だけで、本質的な業務改善がなされていないために、類似の事務過誤が再発しているケースも見られます。
 そこで、航空業界、医療業界等の安全管理で実施されているヒューマンエラーの観点を応用した改善施策の策定手法をご紹介します。合わせて、オペリスク管理との調和を考慮し、より効果的な管理態勢の構築を考えます。特に、今回は初学者に向けた基本からのヒューマンエラーの理解を中心とします。



1.ヒューマンエラーの観点
(1) 現状の事務過誤対策の失敗
(2) ヒューマンエラーとは
(3) 人間の情報処理の過程

2.ヒューマンエラー対策導入のポイント

(1) ヒューマンエラーの本質
(2) 経営層のコミットメント

3.ヒューマンエラー対策の手法
(1) SHELモデル
(2) 4M-4E手法
(3) RCA(根本原因分析法)〜なぜなぜ分析
(4) OJTを通じた教育

4.今後の展望
(1) リスク・マネジメント・サイクル
(2) 事務過誤対策とリスク管理との調和化
(3) 管理態勢の定着化に向けて



【講師紹介】
過去19年間において、オペレーショナル・リスク管理、内部統制(J-SOX)、コンプライアンス支援、リスク・エクスポージャー管理、Business Continuity Planning (BCP) 対応、マネー・ローンダリング対策、管理会計制度設計、プロジェクト管理、等のコンサルティング業務に従事。また、金融業向けITプロジェクトのすべてのフェーズ(企画、設計、開発、移行、保守・運用)に携わる。信託銀行にて、融資、個人ローン、等の経歴も有する。
著書に
『金融機関のオペレーショナル・リスク管理態勢』
(代表執筆、金融財政事情研究会)、
『金融犯罪対策の手引き ――最前線の取組みと今後の展望』
(共著、金融財政事情研究会)、
「ヒューマンエラー対策で事務ミスを減らす」
(リスクマネジメント協会『リスクマネジメントTODAY』2011年9月15日号)
その他、「月刊 銀行実務」「月刊 金融ジャーナル」「週刊 金融財政事情」等にて、金融機関のヒューマンエラー対策、リスクマネジメント、コンプライアンス、業務品質向上等に関する論文多数。中央大学ビジネススクール、金融情報システムセンター(FISC)、金融財務研究会等での講義、セミナー多数。
慶應義塾大学商学部卒、会計士補、上級システムアドミニストレータ、医療情報技師、公認医療情報システム監査人補。
地銀協コンプライアンス検定試験問題作成委員(平成20〜24年度)。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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