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変貌する金融モニタリングの行方

〜金融モニタリング有識者会議報告書を受けて〜


日時: 平成29年6月21日(水)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 江平 享(えひらあきら) 氏
森・濱田松本法律事務所 パートナー弁護士
(元)金融庁検査局 専門検査官

 3月17日、昨年8月から金融検査・監督のあり方を議論してきた金融モニタリング有識者会議の報告書が公表されました。報告書は、金融庁の内部組織の見直しや検査マニュアル・監督指針の統合といったところにまで踏み込んで課題を提起しています。これを受けて、金融庁は、近く金融庁としての考え方などを別途とりまとめ、具体的な改革作業に取り掛かる予定となっています。
 また、昨年10月に公表された平成28事務年度金融行政方針では、「顧客本位の業務運営(フィデューシャリー・デューティー)」、「見える化」、「共通価値の創造」、「事業性評価」、「金融仲介機能のベンチマーク」、「日本型金融排除」、「持続可能なビジネスモデル」といった独特なキーワードなどを用いつつ、金融行政ひいては金融機関の課題が多数示されました。これを受けて実際に実施された金融当局の具体的な動きを振り返ることは、今後の金融機関の業務運営に際して示唆に富むものとなります。
 本セミナーでは、弁護士業務などを通じて金融行政・金融モニタリングの現場を熟知する検査官経験者の講師が、これまでの金融モニタリングの展開と変容を振り返った上で、さらに大きく変貌を遂げることが見込まれる今後の金融モニタリングの行方を占い、それを受けた金融機関の課題について解説します。
 


1.金融モニタリングの展開と変容
〜これまでの金融モニタリングの展開と変容を検証〜

2.金融モニタリングの行方
〜これからの金融モニタリングの展望と方向性を検討〜

3.金融機関の課題
〜金融行政方針等が示す金融機関の課題について検討〜

4.質疑応答



【講師紹介】
弁護士、ニューヨーク州弁護士、公認不正検査士。96年東京大学法学部卒業。96年〜98年日本長期信用銀行(当時)勤務。07年コロンビア大学ロースクール卒業。07年〜08年ロンドンのAllen & Overyにて執務。12年1月〜12月金融庁検査局総務課に専門検査官として勤務。専門は、金融規制・コンプライアンス。特に、金融庁検査官としての経験に基づき、許認可等、不正・不祥事、金融・証券検査等の当局対応を得意とする。加えて、ストラクチャードファイナンス、デリバティブ、ファンド等の国内外における各種金融取引を専門とし、規制・取引の両面から複眼的な法律サービスを提供。

著書:
『Q&A金融行政方針がよくわかる講座』きんざい 17年(編著)、『中小企業の事業性評価と新規融資のタネ』金融財政事情研究会 16年(監修)、『銀行のグループ経営』金融財政事情研究会 16年(編著)、「マネー・ローンダリング,テロ資金授受,OFAC規制」ジュリスト増刊 16年(共著)、『銀行員のためのコンプライアンスガイド』第二地方銀行協会 15年(共著・監修)、『続Q&Aそこが知りたいこれからの金融モニタリング』金融財政事情研究会 15年(編著)他多数。 


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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