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実務担当者のための

『航空機ファイナンス・ブラッシュアップ&アップデート』

〜入門から実務上の留意点まで〜


日時: 平成29年9月15日(金)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 原田伸彦(はらだのぶひこ) 氏
西村あさひ法律事務所 パートナー
弁護士 ニューヨーク州弁護士

講師 宮城健太郎(みやぎけんたろう) 氏
西村あさひ法律事務所
弁護士 ニューヨーク州弁護士

 超低金利時代において新たな投融資先として注目を集める航空機ファイナンスですが、その投融資ストラクチャーには多様なバリエーションがあり、その裾野はますます広がっています。
 一方で、航空機というアセット自体の特殊性のみならず、航空機特有の法制度や国際取引における留意点等、航空機ファイナンスには実務上押さえておかなければならない点が数多く存在します。
 本講座は、航空機ファイナンス案件を数多く扱う実務家である講師が、航空機業界の現状と展望から、基本的なストラクチャー、担保取得における留意点や留意すべき条項・諸制度に至るまで、基礎的な重要ポイントから必要に応じて細かい発展的問題まで、メリハリをつけて広くカバーし解説を加えます。
 また、近時航空機への投融資への裾野が広がっていることに伴い、その手始めとして検討されることが多い組成済案件のローン債権の購入取引について、実務上のポイントを解説します。
 


1.航空機業界の現状と展望
・増加する機体数
・近年の好調を支える要因 等

2.航空機ファイナンス序説
・資金需要のタイミング
・広がるファイナンスの機会
・米国における航空機ファイナンス 等

3.航空機ファイナンスの諸相
・ファイナンス・リースとオペレーティング・リース
・日本型オペレーティング・リース(JOL/JOLCO)
・キャピタルマーケットスキーム(EETC、ABS等)
・ECAファイナンス
・引渡前(PDP)ファイナンス
・投資家の中古機購入のためのファイナンス 等

4.典型的な担保
・航空機抵当その他の航空機担保
・ケープタウン条約とInternational Registryへの登録
・各種債権の譲渡担保
・補償請求権(Warranties)の担保
・その他の担保(Share Pledge、Account Pledge等) 等

5.留意すべき条項・諸制度
・航空機の登録制度
・メンテナンス条件
・返還条件
・航空保険
・EU ETS/欧州排出量取引制度 等

6.組成済案件のローン購入の際の留意点

・案件の正確な理解(当事者・機体・関係国・取引のスキーム等)
・シンジケート・ローン一般に共通の留意点
・デフォルト時の対応の明確性 等



【原田 伸彦 氏】
専門は、航空機・船舶等のアセットファイナンス、事業再生、各種事業規制対応等。
2001年、慶應義塾大学法学部卒業。2010年、デューク大学ロースクール卒業(LL.M.)。2010〜2011年、ロンドンのノートン・ローズ法律事務所勤務。2012〜2014年、駿河台大学法科大学院 非常勤講師。

【宮城 健太郎 氏】
専門は、航空機・船舶等のアセットファイナンス、不動産ファイナンス、各種事業規制対応等。
2003年、東京大学法学部卒業。2013年、ノースウェスタン大学ロースクール卒業(LL.M.)。2013〜2014年、ロンドンのノートン・ローズ法律事務所勤務。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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