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【現地報告】
英国EU離脱を見据えた
欧州各国での企業買収の留意点

〜戦略立案、ターゲット選定、
エクセキューション及びPMIの各フェイズ毎に〜


日時: 平成29年11月14日(火)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 木津嘉之(きづよしゆき) 氏
西村あさひ法律事務所 シニア・アソシエイト弁護士
(ローマのキオメンティ法律事務所 出向中)

 近時、欧州における日本企業によるM&Aの総数が増加傾向にあります。欧州と一括りにしても、各国ごとに法律、言語、文化が異なり、M&Aにおいて留意すべき点は異なります。イギリス、ドイツ、フランス及びイタリアを中心とした欧州各国における約3年のM&A実務経験をもとに、戦略立案、ロングリスト及びショートリストの作成、ストラクチャーの検討、DDの実行、M&A契約の作成・交渉、ポストマージャーインテグレーション(PMI)のそれぞれの段階につき、留意点を解説致します。
 また、近時、英国のEU離脱宣言に伴い、日本企業が欧州のヘッドクオーターを英国から他の欧州地域に移転させる動きも顕著となっております。かかる離脱に伴う、欧州におけるM&Aに関する留意点を解説いたします。
 本セミナーにおいては、法的なポイントのみならず、欧州におけるM&Aにおける戦略立案及びターゲット選定、並びに、日本企業が課題を特に抱えるPMIにおけるビジネス上のポイントも含めてご説明致します。企業の法務部の皆様においては、最新の欧州法務の留意点に加え、ビジネス上の留意点を理解する機会に、事業部又はM&A事業部に在籍の皆様においては、欧州におけるビジネス上の留意点の整理に加え、M&A法務を体系的に理解する機会としていただければ幸甚です。



1.欧州におけるM&Aの各フェーズの概要説明
(1)戦略立案
(2)ロングリスト及びショートリストの作成
(3)ストラクチャーの検討  
(4)DDの実行
(5)M&A契約の作成・交渉 
(6)PMI

2.それぞれのフェーズにおける留意点の解説
〜日本企業の課題とソリューションを中心に〜


3.各国における留意ポイント
(1)M&A法制
(2)労働法上の問題等

4.英国のEU離脱に伴う、欧州におけるM&Aに関する留意点



【講師紹介】
2004年 慶應義塾大学法学部卒業、2006年 慶應義塾大学法科大学院修了(JD)、2015年 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(ロンドン大学)ロースクール卒業(LL.M.)、2015年 フランクフルトのグライス・ルッツ法律事務所出向(M&A/Corporate部門)、2016年 パリのジド法律事務所出向(M&A/Corporate部門)、2017年- ローマのキオメンティ法律事務所出向中(M&A/Corporate部門)。
欧州地域を含む、国内外のM&A案件を中心に、独占禁止法案件を含む企業法務全般に従事。ロンドン留学の後、フランクフルト及びパリにおける各一年の出向期間中、日本企業及びプライベートエクイティファンドをクライアントとする欧州M&A案件に数多く関与。
論文・書籍:
「欧州M&Aの手引き 其一  英国上場企業買収について  - スキームオブアレンジメント -」(法と経済のAsahi Judiciary、2016年)、「欧州M&Aの手引き 其二 ドイツ企業買収について - 買収契約実務を中心に -」(法と経済のAsahi Judiciary、2017年)など。
セミナー:
2016年「日本企業によるドイツにおける企業買収/M&A」@フランクフルト(フランクフルト日本法人会主催)、2017年「EUデータ保護規則にどのように対応すべきか。近時の日本企業の動向を踏まえ」@ロンドン(在英日本商工会議所後援)、2017年「フランス及びアフリカ企業への投資セミナー」@パリ(在仏日本商工会議所主催)、2017年「日本企業による欧州企業への投資セミナー」@ロンドン(在英日本商工会議所後援)。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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