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英文国際契約のリスク対策実務入門

日時: 平成29年12月5日(火)午後1時00分〜午後4時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 野口幸雄(のぐちゆきお)氏
赤坂ビジネスコンサルティング代表
英文契約書翻訳家、企業国際取引コンサルタント

 国際化の一層の進展に伴って、殆どあらゆる業界で幅広く海外との直接取引が行われています。しかし反面、国内における日本語契約とは大きく異なる英文国際契約を使っての国際取引には、余り日本国内では知られていない多様な損害リスクが潜んでおり、国内取引では思っても見なかったトラブルに巻き込まれる例が後を絶ちません。
 こうした被害リスクを可能な限り未然に防ぎ、安全、確実な海外取引を実現するために、代表的な英文国際契約のリスクに対する知識と、それらに対する防御対策を知ることが必須となっています。 
 本セミナーでは、実務経験豊富な講師が、過去の事例を引用しつつ、英文契約の例文や想定される状況に応じて、具体的で多様なリスクと対策を分かりやすく解説します。
 参加された方々が、これらの具体的知識を即座に獲得することにより、多くの現に存在する損害・被害リスクを予知し、それらに臨機応変に対応する体制を整えられることを目指します。



1.英文国際契約のリスクとは何か
(1)リスクの種類・態様

(2)対応すべきリスクの大きさ


2.英文契約の基本的なリスク
(1)「法律英語」で書かれていることに起因するリスク
・「法律英語」Legal Englishは難解だから翻訳はキチンと作成すべきこと
@ 「法律英語」とは A「法律英語」の特殊な文法と専門用語
・当初原案initial draftは自社で作成する方がリスクは当然少なくなること

(2)ものの考え方の違いに起因するリスク
・人間性善説(日本)と人間性悪説(アングロ・サクソン系)の違い
 @誠実協議条項の考え方の違い 
 A交渉レター交換で起きる食違いリスク 
 B議事録で起きる誤解のリスク
・「口頭証拠排除原則」Parol Evidence Ruleに関連する証拠力失効リスク
・「禁反言の法理」Doctrine of Estoppelに関連する保証リスク


3.英文契約の個別的な取引上のリスク
(1)国際取引での常識的な情報不足(法律・商習慣)に起因する各種損害リスク
・総代理店契約における年間最低販売数量制による販売減少リスク回避
・特許ライセンス契約における侵害不保証条項による訴訟を受けるリスクの回避策
・米国における物品売買契約の品質保証条項に関する契約技術的リスク

(2)英文国際契約の一般条項の交渉に関連するリスク
・準拠法の選択による優位性確保リスクの問題
・紛争処理方法の選択と解決結果の勝敗リスク(訴訟か仲裁か)
(相手方が米国会社である場合の陪審員裁判での”Hometown Decision”問題等)
・契約上の地位譲渡を完全子会社に対して認めることの契約違反リスク

(3)それ以外の一般条項に基づくリスク
・天災地変、機密漏洩、取引環境の大変動、等
・契約調印権限の有無から生じる契約効力リスクの問題、他 



【講師略歴】
東京大学法学部卒業と同時に、味の素(株)入社。米国、ドイツ、フランスの同社海外事業部駐在員延べ9年間勤務の後、本社法務部門の担当者・責任者(役員待遇)として約20年間、合弁事業、M&A、輸出入等の各方面の国際契約、及び訴訟業務に携わる。退職後、数年間バベル・ユニバーシティ講師として、英文契約書の読み方・書き方の講義を担当、また、日本貿易振興機構(ジェトロ)、商工会議所等で、英文契約のセミナー講師を務める。主な著書に、「ひと目でわかる英文契約書」(2015年2月かんき出版重版)等がある。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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