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ご好評につき内容をアップデートして再演

船舶ファイナンスの法務と実務

〜日本型オペレーティングリース(JOL/JOLCO)を中心として、
金融機関としての視座を知る〜


日時: 平成30年5月9日(水)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 越元瑞樹(こしもとみずき) 氏
TMI総合法律事務所
日本国弁護士・ニューヨーク州弁護士

講師 木村勝利(きむらかつとし) 氏
TMI総合法律事務所
弁護士

 船舶ファイナンス取引においては、外国船籍の船舶を対象とすることも多く、その際クロスボーダー取引となることが不可避であり、また契約の多くが外国法に準拠することとなり、クロスボーダー取引及び外国法特有のルールを知る必要があります。また、ファイナンスリスク保全のため、船舶に関する担保契約が複数締結されることに伴い、契約書の数も多くなることから、取引のクロージングまでの比較的短いスケジュールの中で効率よく契約審査を行っていく必要があります。
 本セミナーでは、日本型オペレーティングリース(JOL/JOLCO)を中心とした船舶ファイナンス取引における、ドキュメンテーション上実際に問題となることの多い具体的な契約条項及び取引ルールを取り上げつつ、交渉上の注意点やクロスボーダー取引における法的・実務的問題点を分かり易く解説いたします。
 また、ローンのセカンダリー取引における注意点についても併せて解説いたします。
 金融機関の皆様方のご参加を特に推奨いたします。
 


1.近時の国内外における船舶ファイナンスの動向
 
2.一般的な船舶ファイナンスのスキーム

(1)コーポレートファイナンス・アセットファイナンス・プロジェクトファイナンス取引
(2)日本型オペレーティングリース(JOL/JOLCO)・ECAカバー付取引
(3)倒産隔離その他ストラクチャリングに起因する各種注意点
 
3.船舶ファイナンスにおけるドキュメンテーション上の注意点
(1)ローン契約・債権者間契約・保証契約
(2)船舶抵当権設定契約・譲渡担保契約・株式質権設定契約その他担保契約
(3)Quiet Enjoyment Letter(QEL)
(4)担保権設定に関する諸問題
(5)傭船契約
(6)船舶売買契約
(7)船舶に関する保険契約
(8)その他船舶ファイナンスにおいて重要な契約
 
4.金融機関の視点におけるファイナンスリスクの分析
 
5.ローンのセカンダリー取引における注意点



【越元瑞樹 氏】
1997年慶応大学法学部法律学科卒業、2005年司法修習(58期)を経て弁護士登録(第二東京弁護士会)、外資系法律事務所に入所、2010年New York University School of Law卒業、2010年外資系法律事務所のニューヨーク事務所勤務、2011年ニューヨーク州弁護士登録、2013年から2015年まで大手金融機関のストラクチャードファイナンス部に勤務、2015年よりTMI総合法律事務所勤務、主に船舶ファイナンス、プロジェクトファイナンス、外国籍ファンド投資取引等を取り扱う。講演として、金融財務研究会「インバウンド・プロジェクトファイナンスの法務」「民法改正がプロジェクトファイナンスに与える影響」他。
【木村勝利 氏】
2012年一橋大学法学部法律学科卒業、2014年一橋大学法科大学院修了、2015年12月司法修習(68期)を経て弁護士登録(第二東京弁護士会)、2016年1月TMI総合法律事務所に入所、主に船舶ファイナンス、プロジェクトファイナンスを中心にファイナンス案件全般を取り扱う。 


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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