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コンプライアンス担当部門のための
実践! 不祥事の予防・早期発見

〜東証「不祥事予防のプリンシプル」を実務に落とし込むノウハウ〜


日時: 平成30年8月9日(木)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 中西和幸(なかにしかずゆき)氏
田辺総合法律事務所
弁護士

 石川五右衛門の辞世の句ではありませんが、「世に不祥事の種は尽きまじ」ともいえる現状です。東証一部上場の名門企業でさえも不祥事が発覚し、その看板に傷をつけてしまっています。そうしますと、日本の株式市場から投資家が逃げ出さないとも限りません。
 そこで、2018 年 3 月 30 日、日本取引所自主規制法人が「不祥事予防のプリンシプル」を公表しました。しかし、スチュワードシップ・コードやコーポレートガバナンス・コードの改訂等があったため、「コード」より弱い「プリンシプル」まで手が回っていない会社もあると思います。
 この「不祥事予防のプリンシプル」は、細かいことを気にすると不明確な点が多いのですが、全体像を把握した上で、また実例を検討することで、見えてくることが多々あります。
 本講座では、「不祥事予防のプリンシプル」の意図するところやこれにまつわる事例を紹介し、自社の実務への落とし込み方の考え方やコツなど、不祥事調査や不祥事対策に多数携わった講師が、具体的な解説を行います。
 


T.実を伴った実態把握
1 実態は自動的には上がってこない
2 どうやって情報を集めるか
3 レポーティングラインの確認と内部通報  
4 開示の重要性
  
U.使命感に裏付けられた職責の全う
1 経営者の率先垂範  
2 現場に即した業績管理  
3 コンプライアンスに関する評価と責任  
4 監査・監督の仕組みと実質化
  
V.双方向のコミュニケーション
1 現場と経営陣のコミュニケーション    
2 経営陣から積極的に動く必要
3 中間管理職の役割  
4 他部署との双方向通信
  
W.不正の芽の察知と機敏な対処
1 大がかりな不祥事防止よりも早期発見   
2 問題点を発見した際の調査等
3 経営改善のサイクル 
4 コンプラ疲れ対策
  
X.グループ全体を貫く経営管理
1 グループ全体での予防   
2 遠隔地(特に海外)の子会社管理
3 買収後の管理  
4 対策はM&Aの段階から
  
Y.サプライチェーンを展望した責任感
1 グループ企業から外注へ  
2 自社の位置付けと役割の確認  

〜質疑応答〜



【講師紹介】
東京大学法学部卒。1995年第一東京弁護士会登録。第一東京弁護士会総法研会社法研究部会長(2007〜2011)、潟激iウン社外取締役(2010)、オーデリック且ミ外監査役(2012〜2016)、潟Oローバル・リンク・マネジメント社外取締役監査等委員。会社法、危機管理、株主総会指導、M&A、金商法、金融法務、各種訴訟を主な業務とする。
編著書:
「企業不祥事と対応[事例検証]」(清文社・編共著2009)、「最新 役員報酬をめぐる法務・会計・税務(第4版)」(清文社 編集・共著2017)、「企業法務のFirst Aid Kit 問題発生時の初動対応」(レクシスネクシスジャパン・共著)、「企業不祥事インデックス」(商事法務・共著)、「会計不正防史学『不正会計は遠方で起こる?――本社が「見ている」環境が大切』」(企業会計 2016年6月号)他多数。 


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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