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アメリカのファイナンスPh.D.コースでは何を教えているか

講師  カリフォルニア大学バークレー校   吉田二郎

ファイナンスの大学院教育は、MBAだけでなく、Master of Financial Engineering、Ph.D. in Financeなど重層的にプログラムが設定され、それぞれの目的に応じた内容とレベルで教育が行われている。特に、最も専門的な教育が行われるPh.D.コースでは、極めて厳密な理論が教えられるばかりでなく、毎週最先端の研究成果が活発に議論されている。卒業したPh.D.は、世界各国の金融経済学の教授となるばかりでなく、中央銀行、民間金融機関、ヘッジファンドなどの第一線で活躍している。アメリカ有数のファイナンスPh.D.コースでは、今何を、どのように教えているのか。本セミナーでは、学習内容の概観、教科書・必読論文の紹介に加え、重要ないくつかのテーマについて詳細な講義を行う。受講者が今後ファイナンスの学習を進めるうえで大きな参考になるであろう。
1.ファイナンスの教育プログラム概要
 1−1 Master of Business Administration
 1−2 Master of Financial Engineering
 1−3 Ph.D.

2.静的なセッティングでの理論
 2−1 Fund Separation
 2−3 CAPM

3.動的セッティング(離散時間)での理論
 3−1 効用最大化と資産評価
 3−2 ルーカス・モデルとプライシング・カーネル

4.動的セッティング(連続時間)での理論

 4−1 連続時間による資産価格のモデル化
 4−2 State Price Processによる資産評価
 4−3 Equivalent Martingale Measureによる資産評価

5.最近の話題から

[講師略歴]東京大学工学部卒業、MIT修士課程修了(不動産金融・経済)。1992年に日本開発銀行(現日本政策投資銀行)に入行。現在カリフォルニア大学バークレー校在籍(金融・不動産。フルブライト留学生)。日本不動産金融工学学会理事、経済産業省リアル・オプション研究会委員、東京大学・明海大学大学院特別講師など歴任。論文に"Effects of Uncertainty on the Investment Decision(MIT教科書に採用)"、「商業用不動産の資産需要と供給の決定要因」など、出版物にリアル・オプション(共訳、東洋経済新報社)、投資決定理論とリアル・オプション(共訳、エコノミスト社)など。他講演多数。


■価格 35,800円(税込み・送料当社負担)
■約240分(全2巻)■参考資料付き
■申込方法 申込書に入力後、ご送信下さい。お振り込み確認後、商品をお送り致します。
■払込口座 三菱東京UFJ銀行 八重洲通支店 (普通)0602180 
(株)経営調査研究会

※本ビデオは2003年7月31日(木)13:00〜17:00に行われたセミナーを収録したものです。

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