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伝統的な財務分析における「収益性」や「安定性」と、ファイナンスに基づく「収益性」「安定性」は似ているが異なっている。未だに財務分析の数値とファイナンスの（経済的な）数値を混同した議論が、特に管理職レベルを中心に少なくない。一方で、管理職が求めているのは、あまりにも緻密で専門的なファイナンスの知識・理論ではなく、思考の枠組みを組み立てるために用いる骨太の理論であり、自らの意思決定に用いることのできる（すなわち、話を聞いた瞬間に判断できる、あるいは電卓とメモ書きだけで確認できる）根本的な理解である。本セミナーでは、事業評価の際に誤解の多いポイントを中心に、正しい評価の枠組みを説明する。
１．収益性
１−１ 財務諸表から得られる収益指標
１−２ 収益率の評価
１−３ 事前と事後の峻別
１−４ 期待収益率と超過収益率
２．リスクの峻別
２−１ 分散可能なリスクと個別リスク
２−２ 財務レバレッジ
２−３ 信用リスク
３．総合的な事業評価
３−１ 事業の収益率
３−２ 事業価値
［講師略歴］東京大学工学部卒業、MIT修士課程修了（不動産金融・経済）。1992年に日本開発銀行（現日本政策投資銀行）に入行｡現在カリフォルニア大学バークレー校在籍（金融･不動産。フルブライト留学生）。日本不動産金融工学学会理事、経済産業省リアル・オプション研究会委員、東京大学･明海大学大学院特別講師など歴任。論文に"Effects
of Uncertainty on the Investment Decision（MIT教科書に採用）"、「商業用不動産の資産需要と供給の決定要因」など、出版物にリアル・オプション（共訳、東洋経済新報社）、投資決定理論とリアル・オプション（共訳、エコノミスト社）など。他講演多数。
■価格 ３６,０００円（税込み・送料当社負担）
■約２４０分（全２巻）■参考資料付き
■申込方法 申込書に入力後、ご送信下さい。お振り込み確認後、商品をお送り致します。
■払込口座 三菱東京ＵＦＪ銀行 八重洲通支店 （普通）０６０２１８０
(株)経営調査研究会
※本ビデオは2003年8月6日(水)13:00〜17:00に行われたセミナーを収録したものです。
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