再生可能エネルギー発電事業の全容と法的留意点

〜投資ストラクチャーの詳細な検討を含めて〜

日時: 平成25年2月15日(金)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 三上二郎(みかみじろう)氏
長島・大野・常松法律事務所 弁護士

講師 勝山輝一(かつやまてるかず)氏
長島・大野・常松法律事務所 弁護士

 2013年度の買い取り価格は公表されていないものの、引き続き高い水準となることが予想され、再生可能エネルギー発電事業は増え続けることが予想される。
 そこで本講演では、既に再生可能エネルギー発電事業に取り組まれている方のみならず、これから新たに同事業に取り組まれることを検討されている方を対象として、再生可能エネルギー発電プロジェクトについて、時系列順にその全容を分かりやすく解説したい。
 また、かかるプロジェクトを行うにあたって日本法上どのようなストラクチャーが採り得るのか、また、各ストラクチャーのメリット/デメリットはどのようなものであるのかについて解説する。
 なお、本講演は、再生可能エネルギー発電プロジェクトを行う事業者のみならず、かかるプロジェクトに対してファイナンスを行う金融機関の方々も対象とするものである。


1.再生可能エネルギー発電事業の全容と法的留意点
(1)用地確保
・所有権、賃借権、地上権
・賃貸人の属性による特別な検討の必要性
・用地の属性による特別な検討の必要性
・屋根貸しの問題点

(2)系統連系の申請、特定契約及び接続契約の締結
・許認可の取得
・設備認定の取得
・モデル契約を踏まえた契約条項の検討

(3) EPC契約、O&M契約等のプロジェクト関連契約の締結
・リスク分担
・解除権の確保

(4)ファイナンス関連契約の締結
・ローン契約、担保契約、スポンサーサポート契約


2.投資ストラクチャーの検討と各ストラクチャーの
法的留意点

(1)主要な投資ストラクチャーの紹介

(2)各ストラクチャーのメリット/デメリット


3.質疑応答/ディスカッション


三上二郎 (ミカミジロウ)氏 パートナー
1995年東京大学法学部卒業、1997年弁護士登録(第一東京弁護士会)。2002年New York University School of Law (LL.M.)卒業。主な取扱い分野は、プロジェクトファイナンス、不動産を中心とする流動化・証券化、J-REIT、買収ファイナンス、その他のストラクチャードファイナンス等。1998年に行われた我が国最初の国内発電事業プロジェクト向けプロジェクトファイナンスを始め、国内発電事業プロジェクトファイナンスを多数担当。近年は、風力発電プロジェクト、バイオマス発電プロジェクト、メガソーラープロジェクトに関するプロジェクトファイナンスを担当。プロジェクトファイナンス以外にも、羽田国際線地区貨物ターミナル整備・運営事業向けPFIファイナンスを始め、国内PFIファイナンスを多数担当している。最近の著作(共著)として、「再生可能エネルギープロジェクトに対するファイナンスにおける担保権の取得方法」(銀行法務21第753号)。


勝山輝一 (カツヤマテルカズ)氏 アソシエイト
2000年慶應義塾大学商学部卒業、2002年弁護士登録(第二東京弁護士会)。2008年Northwestern University School of Law (LL.M.)及びNorthwestern University Kellogg School of Management(Certificate in Business Administration)卒業。2009年9月から2年間、株式会社日本政策投資銀行に出向し、数多くのプロジェクトファイナンス案件に関与。主な取扱い分野は、再生可能エネルギー発電案件を含むプロジェクトファイナンス案件、PFI・PPP、証券化、船舶・航空機等のアセットファイナンス、買収ファイナンス等。最近の著作(共著)として、「再生可能エネルギープロジェクトに対するファイナンスにおける担保権の取得方法」(銀行法務21第753号)。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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