メザニン・ファイナンス実務の最前線

日時: 平成25年2月19日(火)午後3時00分〜午後6時00分  
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 月岡 崇(つきおかたかし) 氏
長島・大野・常松法律事務所 パートナー弁護士

 買収やプロジェクトファイナンス、企業再生等でのファイナンスにおいては、しばしばシニアローンと普通株式の中間的な形態であるメザニン(mezzanine、中2階)が利用される。メザニンファイナンスを用いる場合、その商品性の多様さ及び他の当事者との関係を定める必要性から、検討すべき点や交渉のポイントとなる点が多く存在する。
 本講演ではLBO等における劣後ローン及び優先株式を念頭に置いて、これらの商品を検討するとともに、関係する諸契約等の条項も分析する。


1.メザニンファイナンスとは
・メザニンファイナンスの必要性
・用いられる商品(劣後ローンと優先株式)

2.劣後ローン
・劣後の方式(絶対劣後と相対劣後)
・劣後ローン契約の条項
・債権者間協定
・担保契約

3.優先株式
・商品設計
・劣後ローンと優先株式の比較
・投資契約
・他の関係者との協定

〜質疑応答〜


【講師略歴】
97年東京大学法学部卒業。99年弁護士登録。04年米国コロンビア大学ロースクール修士課程修了(LL.M.)。04年より05年まで米国Shearman & Sterling法律事務所勤務。現在、長島・大野・常松法律事務所パートナー弁護士。買収、プロジェクトファイナンスその他の場面におけるシニア・メザニンファイナンスのほか、信託を用いた取引、流動化・証券化等のストラクチャードファイナンス、ローンや証券発行などの金融取引を中心とする業務を行う。主な著作として、『詳解 新信託法』(清文社、2007年、共著)、「日本版カバードボンドの展開と課題−立体的な解決の必要性」(金融法務事情2011年12月10日号、共著)、「日本版スクーク(イスラム債)−改正資産流動化法を活用した資金調達の仕組み−」(金融法務事情2012年5月10日号)など。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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