ECAプログラムによる米国訴訟コストの削減

日時: 平成25年3月6日(水)午前9時30分〜12時30分  
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 一色太郎(いっしきたろう) 氏
一色外国法事務弁護士事務所 代表・米国弁護士
カリフォルニア州・ワシントンDC弁護士

 本講義では、コストを抑えた効果的な紛争解決を実現する目的で米国企業らによって開発された「早期紛争アセスメント」(Early Case Assessment)プログラムについて紹介します。GE、デュポン、JPモルガン・チェース、ファイザーなど多くのグローバル企業が実施するECAプログラムでは、紛争解決にかかる期間の半減や訴訟費用の4割削減など大きな成果が報告されています。
 本講義では、ECAにおける情報収集、リスク分析、紛争解決戦略策定等の一連の実施手順について具体的に解説するとともに、ECAによって大きな成果が上がる理由について検討します。また、国際訴訟を扱う企業の法務・知財担当が現地訴訟代理人との円滑なコミュニケーションを取り、最適な紛争解決を導き出すための方策や紛争解決マネジメントのあり方についても解説します。



1.米国訴訟の特徴とECAの概要

2.ECAプログラムの解説

STEP 1 基本情報の収集と訴訟チームの編成
STEP 2 主要関連事実の調査
STEP 3 証拠保全と情報管理
STEP 4 「事業で勝つ」ための訴訟解決を探る
STEP 5 担当裁判官、相手方代理人らの調査
STEP 6 法的リスク評価
STEP 7 損害額とコストの見積り
STEP 8 適切な和解の見極め
STEP 9 和解戦略の策定
STEP 10 訴訟戦略の策定
STEP 11 レポートの作成

3.ECAの効用と実施に伴う留意点等

4.効果的な訴訟マネジメントのあり方について

〜質疑応答〜

【講師略歴】
モリソン・フォースター法律事務所にてパートナー弁護士として、2011年まで知財訴訟を始めとする商事紛争全般を取り扱う。これまでに特許、トレードシークレット、著作権、契約、製造物責任等を含む、30件以上の米国訴訟で代理人を務めた経験を持つ。一色外国法事務弁護士事務所では、訴訟代理業務に加え、ECAの実施や訴訟マネジメントに関するサービスも提供している。(本講義に関する論文は「ビジネスロー・ジャーナル」誌2013年3月号に掲載。)95年コーネル大学卒業(B.A.)、98年ジョージ・ワシントン大学ロースクール修了(J.D.)。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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