ビル、デパートでの重大事故!

ビルにおける事故と法的責任

〜最新判例に学ぶ責任回避のポイントを徹底解析〜


日時: 平成29年1月24日(火)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 町田裕紀(まちだひろのり)氏
赤坂シティ法律事務所  パートナー弁護士

 近時、エレベーター事故により従業員が死亡した事件は、ビル関係者を大いに震撼させました。それに限らず、ビルやデパートなどの不特定多数人が出入りする建物では、回転ドアによる挟み込み事故、雨雪による転倒事故など、不測の事態が多く発生しています。また、火災によりビル内の賃借人の生命・身体・財産に対し損害を与えることもあります。いったん事故を発生させてしまえば、多額の賠償責任を負うばかりか、ビル・デパートそれ自体の信用を大いに失墜させてしまいます。
 事故は、ビルやデパートのオーナーがいかに注意を尽くしたとしても、避けられないことがあります。その場合でも、不可抗力による免責が認められないケースが多いですが、裁判所がオーナー側の過失と評価したポイントはどこにあるのか。その分析により、責任回避ないし軽減のヒントを得ることができます。
 本セミナーでは、最近の民事裁判例を中心に、類型ごとに事故事例を分析し、裁判所が注目した「過失」の内容を徹底的に分析し、ビル・デパートでの事故に対するリスク管理の在り方を解説します。
 


1 ビル・デパートオーナーの事故責任の概要
(1) 民事責任
a. 誰がどのような責任を負うのか
(ビルオーナー、PM、BM、その他)
b. 様々な民事上の責任原因と責任回避のポイント
債務不履行責任 / 不法行為責任 / 工作物責任
/ 使用者責任失火責任 / 過失相殺
   
(2) 刑事責任
   
(3) 行政処分


2 類型ごとの責任
(1) ビル内での転倒事故とビル管理上の過失責任
   
(2) 漏水事故とテナントへの補償責任
   
(3) 自動扉等の開閉時の事故と責任の所在
(装置の欠陥か管理過失か)
   
(4) エレベーター・エスカレーターによる人身事故
   
(5) 火災による重大な民事・刑事責任
   
(6) 従業員の不法行為等


3 その他/質疑応答



【講師紹介】
平成10年3月一橋大学法学部卒業。赤坂シティ法律事務所パートナー弁護士。不動産・建設に係る開発・交渉・紛争案件を中心に、区分所有法等の特殊案件にも積極的に取り組んでいる。最新判例や実務経験に基づく分かりやすいセミナーには定評があり、不動産ファンド破綻、賃料減額、定期建物賃貸借問題等の人気セミナーを多数開催。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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