改正個人情報保護法からみる
医療ビッグデータの活用法

〜個人情報保護法ガイドラインを踏まえた
診療情報、ゲノム情報等の取扱い〜


日時: 平成29年2月24日(金)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 鈴木 優(すずきまさる)氏
TMI総合法律事務所 弁護士

講師 山郷琢也(やまごうたくや)氏
TMI総合法律事務所 弁護士

 医療ビッグデータの活用は将来の医療の向上にとって重要なテーマとなっています。平成29年5月30日に全面施行される改正個人情報保護法は、国際競争力の強化や社会的課題の解決に向けてビッグデータの利活用を促進する仕組みを導入しました。
 しかし、医療情報は、患者個人にかかわるセンシティブ情報(いわゆる「要配慮個人情報」)であることから、その取扱いは個人情報保護法や様々なガイドラインなどに照らして慎重な配慮が求められます。
 今回のセミナーでは、平成29年5月30日に全面施行される改正個人情報保護法および当該施行に向けて現在整備が進められつつある各種ガイドラインを踏まえて、要配慮個人情報の取扱い、匿名加工情報の加工方法、ゲノム情報の取扱いなど、適切な医療ビッグデータの活用法をご説明いたします。



1.医療ビッグデータの利活用と個人情報保護法上の
課題整理

2.改正個人情報保護法の概要

(1) 個人情報の定義の明確化(新設概念である個人識別符号、
要配慮個人情報、匿名加工情報の整理を中心として)
(2) 匿名加工情報に関する規定の整備
(3) トレーサビリティの確保
(4) 要配慮個人情報に関するオプトアウトからの除外
(5) その他の改正点

3.診療情報の匿名化の手法と要配慮個人情報との関係

4.匿名加工情報の取扱いに関する実務的留意点
(規制の概要と取扱規程の整備)

5.ゲノム情報の取扱いに関する実務的留意点



講師紹介
鈴木 優(スズキ マサル)氏

2000年東北大学法学部卒業、2003年東北大学大学院法学政治学研究科(国際民事訴訟法専攻)修了、2014年Duke University、School of Law卒業(L.L.M)。2015年シンガポールのラジャ&タン法律事務所。国際紛争(国際訴訟、国際商事仲裁)、海外進出、海外子会社管理、コンプライアンス、コーポレートガバナンス、M&A、ジョイントベンチャー、医療・ヘルスケア、IT・通信事業などを主に取り扱う。
(著書)
「個人情報管理ハンドブック第3版」(共著)2016年、「ソフトウェア取引の法律相談」(青林書院)2014年、「インターネット新時代の法律実務Q&A第2版」(共著)加除出版2013年、「訴訟対応も踏まえた法務担当者のための訴訟抑止業務」(共著)2007年等。

山郷琢也(ヤマゴウ タクヤ)氏 
2007年慶應義塾大学法学部卒業。2010年11月より総務省総合通信基盤局電波部電波政策課に出向し、3年超の期間にわたり無線通信を含む通信政策の立法化に従事。2014年2月にTMI総合法律事務所に復帰後は、個人情報保護法やマイナンバー法を含むIT・情報通信関連法のほか、知的財産法(著作権法、商標法、不正競争防止法等)、インターネットビジネス、エンタテインメントビジネス、スポーツビジネス、一般企業法務等幅広い分野を取り扱っている。情報ネットワーク法学会所属。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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