不動産ファンド運用会社における
コンプライアンス・チェックとその事跡化

〜効率性とのバランスを踏まえた内部管理態勢の考察〜


日時: 平成29年4月26日(水)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,700円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 川久保達也(かわくぼたつや)氏
有限責任監査法人トーマツ シニアマネジャー
不動産証券化マスター、ARESコンプライアンス教育小委員会委員

講師 井上一孝(いのうえかずたか) 氏
有限責任監査法人トーマツ マネジャー
不動産鑑定士、公認内部監査人、不動産証券化マスター

 最近の不動産ファンド業界では、一社で複数のリートを運用したり、自社で運用する私募リート向けにブリッジファンドのAM業務も受託したりする動きが見られます。3本の防衛線の考え方によると、コンプライアンス・リスク管理部門は第2線として第1線であるフロント部門による管理の実効性の検証と支援が求められることから、求められる役割は高度化・複雑化してきていると言えます。
 そこで、本講演では不動産ファンド運用会社におけるコンプライアンス・チェックの実態を紹介するとともに、時間的制約のある中で行われることの多い物件取得業務を題材に、フロント部門との協業やチェック結果の事跡化方法について効率性の観点も踏まえて解説します。



1.コンプライアンス・チェックのあるべき姿とは
(1)不動産ファンド運用会社に求められるコンプライアンスとは
(2)コンプライアンス・チェックとは何か
(3)コンプライアンス・チェックのあるべき姿を考える

2.コンプライアンス・チェック結果の証跡化
(1)物件取得業務で考えるコンプライアンス・チェックの要諦
(2)コンプライアンス・チェック結果の証跡化
(3)コンプライアンス・チェック態勢高度化のための施策

3.リスク管理、内部監査との連携
(1)リスク管理との連携
(2)内部監査との連携
(3)自主点検の活用

4.ケーススタディ



【川久保達也 氏】 
地方銀行での経験と、不良債権のDD、CMBS・RMBSを中心とした証券化案件のDDの経験を活かし、現在は不動産関連の金融商品取引業者向けにコンサルティング業務を実施している。ARESコンプライアンス教育小委員会委員として、「不動産投資運用業者のコンプライアンス研修」の講師を担当している。

【井上 一孝 氏】 
大手鑑定事務所での証券化不動産鑑定評価の経験と上場リート資産運用会社(投資運用部門)での経験を活かし、現在は不動産関連金融商品取引業者向けにコンサルティング業務を実施している。資産運用会社在職時には当局検査対応も経験しており、自らの実務経験や各社の状況を踏まえたアドバイスを心掛けている。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。

主催 金融財務研究会
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