インバウンド・プロジェクトファイナンスの法務

〜海外事業者の運営する再生可能エネルギー事業における
ファイナンス及び契約交渉上の問題を中心として〜


日時: 平成29年6月28日(水)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 越元瑞樹(こしもとみずき) 氏
TMI総合法律事務所
日本国弁護士・ニューヨーク州弁護士

 2012年における電力全量買取制度導入以降、我が国において再生可能エネルギーを基礎とした発電事業が活発化し、海外事業者も太陽光・風力発電事業を中心として再生可能エネルギー市場に積極的に参入してきております。こうした海外事業者とのプロジェクトの協同は日系事業者にとっても重要であるところ、資金調達の際にはプロジェクトファイナンスがベースとされ、契約書の数及び各契約書中の条項も他の取引と比較して多く、効率的なドキュメンテーションがプロジェクトの円滑な遂行にとって重要であるといえます。
 本セミナーでは、インバウンド・プロジェクトファイナンス取引において、ドキュメンテーション上実際に問題となることの多い具体的な契約条項及び国際取引ルールを取り上げつつ、英文契約において問題となる交渉上の注意点やクロスボーダー取引における法的問題点を分かり易く解説いたします。
 また、近時活発化しているセカンダリー取引における注意点、海外事業者との間の合弁取引における注意点についても併せて解説いたします。



1.近時の我が国における発電事業環境の動向

2.一般的なインバウンド・プロジェクトファイナンスのスキーム

(1)一般的なインバウンド・プロジェクトファイナンスのスキーム
(2)ストラクチャリングに起因する各種注意点

3.インバウンド・プロジェクトファイナンスにおける契約書上の注意点
(1)ローン契約
(2)担保契約
(3)スポンサー補償契約
(4)その他ファイナンス関連契約として重要な契約
(5)EPC契約
(6)設備等の各種供給契約
(7)その他プロジェクト関連契約として重要な契約

4.セカンダリー取引における注意点

5.海外事業者との間の合弁取引における注意点

6.質疑応答



【講師紹介】
1997年慶応大学法学部法律学科卒業、2005年司法修習(58期)を経て弁護士登録(第二東京弁護士会)、White and Case法律事務所に入所、2010年New York University School of Law卒業、2010年White and Case LLP, New York Office勤務、2011年ニューヨーク州弁護士登録、2013年から2015年まで大手金融機関のストラクチャードファイナンス部に勤務、2015年よりTMI総合法律事務所勤務、主にプロジェクトファイナンス、船舶ファイナンス、海外事業者との間の合弁取引等を取り扱う。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。

主催 金融財務研究会
新しいファイナンス・財務分析セミナーページへはこちら

Copyright © KINYUZAIMU KENKYUKAI Co.,Ltd. All Rights Reserved.