〜海外M&A買収価格の算出〜
クロスボーダー・バリュエーション
海外投資評価の資本コスト
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日時: 平成27年9月29日(火)午後1時00分〜午後4時00分
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会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8) |
受講費: 35,600円(お二人目から30,000円) 書籍ご持参の方は、800円引きとなりますので
お申し込みフォーム備考欄にご記入ください。
(消費税、参考資料を含む) |
講師 砂川伸幸(いさがわのぶゆき)氏
神戸大学大学院経営学研究科 教授
京都大学経営管理大学院 客員教授
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日本企業の経営戦略の手段として、M&Aがすっかり定着しました。また、企業の経営目標として企業価値の向上という方針が浸透してきました。実務的には、バリュエーション(企業価値評価や株式価値評価)が必要なリテラシーになっています。
理論的に確立されており、実務で最もよく用いられるバリュエーション手法は、エンタープライズDCF法です。本セミナーでは、エンタープライズDCF法によるバリュエーションを一通り確認した後、日本企業の海外進出が増加しているという事情に合わせ、クロスボーダー・バリュエーションのポイントについて説明します。
クロスボーダーのバリュエーション(海外投資評価を含む)において、重要なポイントは、割引率の算出と利益やFCF計画における通貨の扱いです。割引率の算出では、とくに株式資本コスト(Cost of Equity)に適用するCAPMの各ファクター(株式ベータ、エクイティマーケット・リスクプレミアム)に何を使うかが課題になります。
本セミナーでは、理論的な根拠と実務への応用可能性という二つの視点から、各ファクターに使用する数値について説明します。カントリー・リスクプレミアム(CRP)やデータが整っていない新興国のエクイティマーケット・リスクプレミアムについて、どのようなデータを用いて、どのように数値を導出すればよいかについても数値例を交えて説明します。
多額の資金を投じるM&Aでは、正しい理論に基づいたバリュエーションでしか、説明責任を果たせません。本セミナーでは、基本的な理論を重視し、かつ専門的で実務的なトピックスをとりあげます。M&A関連の業務を行っている方、今後M&A業務に関わる方、企業価値や株式価値の算定業務をされている方などに有益です。サイズや流動性などについて、CAPMの理論では説明することが困難であることや、日本における実証研究が存在しないことなどについても触れたいと思います。
1. エンタープライズDCF法による企業価値評価
2. 資本コストの算出:理論とデータ
3. クロスボーダー・バリュエーションのポイント
4. クロスボーダー・バリュエーションにおける資本コスト
提供図書:砂川伸幸氏著(共著)「はじめての企業価値評価」
日本経済新聞出版社 2015年2月
1,080円(税込) |
【講師略歴】
1989年神戸大学経営学部卒業。新日本証券(現みずほ証券)、神戸大学経営学部助手、同助教授を経て、2007年から現職。博士(経営学)(神戸大学)。 主な著書に 『はじめての企業価値評価』(日経文庫)、 『コーポレート・ファイナンス入門』(日経文庫)、 『日本企業のコーポレートファイナンス』(日本経済新聞出版社)などがある。 MBOにおける第三者委員会の委員、金融機関や事業会社などの企業価値評価や投資決定に関する研修講師なども行っている。
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
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主催 経営調査研究会
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