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金融機関・特殊法人・海外企業の格付アプローチ

〜格付モデル・制度の構築運用の実務〜


日時: 平成27年10月5日(月)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 35,000円(お二人目から30,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 神崎有吾(かんざきゆうご)氏
新日本有限責任監査法人
金融アドバイザリー部 シニアマネージャー

講師 山本隼也(やまもとじゅんや)氏
新日本有限責任監査法人
金融アドバイザリー部 シニアコンサルタント

 信用格付や審査に用いられる格付モデルや制度は、信用リスク管理において重要な役割を果たしています。銀行やノンバンク等が、貸出の対象とする中小企業や個人・住宅ローン等については、デフォルトデータが多く存在するため、統計的アプローチによって、制度設計が行われています。
 一方、銀行・保険・ノンバンク等の金融機関や特殊法人、海外企業については、デフォルトデータがなく、信用力評価の制度を構築することは困難です。このような債務者に対して、どのように格付制度を構築し、運用すべきかについて、アプローチ手法の解説を行います。
 本セミナーでは、格付機関出身者が、金融機関格付を中心に、公開資料をベースとする内部格付モデルの作成方法を解説いたします。また、(データが少ないからと言って、諦めるのではなく)定期的に検証し、精度向上を目指すための取組事例についても紹介する予定です。



1.格付モデル・制度の基礎
(1)格付モデルの種類と類型
(2)モデル構築のプロセス
(3)定量的/定性的な検証手法と検証に対する
アクション・モデルの微調整
      
2.業態別の格付モデルの重要論点
(1)金融機関モデル(銀行、保険、証券)
(2)特殊法人モデル(学校、宗教法人)
(3)海外モデル

3.金融機関(銀行、保険、リース)の信用力の考え方
(1)信用力を評価するためのリスクドライバ(定量・定性指標)
(2)M&Aが信用力評価に与える影響(ケーススタディ)
  
4.金融機関の内部格付モデル作成上のポイント
(1)業界別の定性・定量指標の選び方
(2)指標の配点の考え方
(3)外部格付とのマッピングによる調整



※ご同業の方からのお申し込みは
お断りさせて頂く場合がございますので、ご了承ください。



【神崎有吾氏】
格付投資情報センター・金融工学研究所を経て、大手監査法人に入所。統合的リスク管理(ERM)や信用リスクに対するコンサルティングや会計監査に従事。2009年〜2011年、金融庁監督局総務課バーゼルII推進室に出向し、バーゼルII(信用リスク、市場リスク、オペリスク)の業務に従事。2015年に新日本有限責任監査法人入所後は、統合的リスク管理(ERM)の整備・高度化支援、各リスクの計量化・モデル構築支援、内部監査サポート、国内外の規制遵守に係るアドバイザリーを提供。
著書等:
『これで納得! 信用格付モデルの実際』
(共著、金融財政事情連載)。

【山本隼也氏】
金融機関勤務後、2008年に格付投資情報センター(R&I)に入社、約7年間に亘り銀行・保険・リース等の金融機関格付業務に従事。2015年に新日本有限責任監査法人に入所。統合的リスク管理(ERM)の整備・高度化支援、格付アドバイザリー等のコンサルティング業務に従事。日本証券アナリスト協会検定会員、日本アクチュアリー会研究会員。
主な著書は、
「特別リポート-保険-支払い余力の連結指標でみるグループ力」
(R&I、2014年)、
「特別リポート-自動車リース業界-
根強い需要、安定した事業構造を支えに逆風下でも大手の信用力は安定」
(R&I、2010年)
など。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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