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航空機ファイナンスの実務

日時: 平成27年11月25日(水)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,800円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 鈴木秀彦(すずきひでひこ)氏
クリフォードチャンス法律事務所 外国法共同事業 
パートナー 弁護士

講師 福永周介(ふくながしゅうすけ)氏
クリフォードチャンス法律事務所 外国法共同事業 
シニアアソシエイト 弁護士

 国内外の金融機関やリース会社等において、航空機の調達に関連するリース取引・ファイナンス取引への取組みは高い関心を集めており、実際、これまでに取組み実績がまったくなかったか、少なかった日本の金融機関、リース会社や商社などにおいても国内外を問わず航空機のリース取引・ファイナンス取引に積極的となっているようです。
 航空機を対象とする取引は、法的な側面からみると、取引当事者の所在地や関連する法令が日本に限定されないクロスボーダーの国際取引となることが多く、かつ、経験あるプレーヤーを中心とする業界において歴史的に発達してきた特有で複雑な取引ストラクチャーが利用されることが少なくありません。そのため、案件への取組みに際しては、関連する海外の法制度を含めた、取引にかかわる幅広い専門的知識が必要とされます。また、昨今ではエアラインの倒産も注目を集めており、リース取引等の法的な取扱いの理解も重要性を増しています。
 本講演では航空機を対象とするリース取引・ファイナンス取引の基本的な知識やスキームを解説するほか、最近みられる実践的な取引類型や実務上の論点を幅広くカバーいたしますので、新たに航空機リースや航空機ファイナンスに関する業務に携わる方や実務経験はあるものの知識を理論面から再確認したい方などに適した内容となっております。



1.航空機ファイナンスの目的・種類
・航空機ファイナンス取引について  
・航空機リース取引の種類、取引当事者の意図、他の取引類型
との比較
    
2.航空機リースの基本的なスキームの解説
・日本型オペレーティングリース(JOL/JOLCO)
・海外レッサーから国内レッシーへのオペレーティングリース
・ECA(Export Credit Agency)保証付ファイナンス案件
   
3.発展的な航空機ファイナンス取引の概要
・PDP(Pre-Delivery Payment)ファイナンス
・航空機リースの証券化スキーム・EETCの紹介
   
4.航空機リース契約
・主要な条項の概要と留意点についての解説

5.航空機ファイナンス取引におけるローン契約
・主要な条項と留意点についての解説
  
6.航空機リース取引・航空機ファイナンス取引における担保
・典型的な担保
(Mortgage, Lease Assignment, Insurance Assignment等)
・ケープタウン条約の概要と実務
・航空機取戻し(Repossession)の実務的留意点

7.質疑応答



【鈴木秀彦氏】
1989年弁護士登録。
2002年よりクリフォードチャンス法律事務所パートナー。
2006年〜2008年最高裁判所司法研修所民事弁護教官。
弁護士登録後からジャパレバ案件、政府系金融機関の海外融資案件等、多数の国際ファイナンス案件に関与するほかJALの会社更生手続やスカイマークの民事再生手続にも関与。
主な業務分野は、ECAファイナンス、航空機及び船舶を中心としたアセットファイナンス、プロジェクト・ファイナンス。

【福永周介氏】
2006年一橋大学大学院法学研究科法務専門職課程修了。
2007年弁護士登録。
2011年英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンにてLLM取得。
2011年〜2012年クリフォードチャンスのロンドンオフィスにて航空機・船舶等のアセットファイナンスの専門グループに所属し多数の航空機ファイナンス案件に関与。
現在の主な業務分野は、航空機及び船舶を中心としたアセットファイナンス、ECAファイナンス、買収ファイナンス、ストラクチャード・ファイナンス。


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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