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人権デューディリジェンスの実践

〜サプライチェーンにおける適正な労働環境の実現を目指して〜

日時: 平成30年10月26日(金)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 定金史朗(さだかねしろう) 氏
弁護士法人大江橋法律事務所 
弁護士

 国連における「ビジネスと人権に関する指導原則」の採択や英国における現代奴隷法の制定等に伴い、近年グローバルサプライチェーンにおける人権侵害に対して発注元である日系企業が責任を追及されるリスクが顕在化してきていますが、具体的にどのようなリスクがあり、どのような対策を取るべきかについてまだ十分理解されていないというのが実情です。
 本セミナーでは、各社が自社のサプライチェーンにおける人権リスクを正確に補足・評価し、適切な対応を行っていく上で必要な手順(当該手順を総称して「人権デューディリジェンス」と呼ばれています。)について、具体的にかつ時系列に沿ってご説明し、現在のベストプラクティスをイメージしていただくことを目的としています。
 加えて、サプライチェーンにおける人権リスクへの対応として特に留意すべき労務コンプライアンスに焦点を絞り、東南アジアを始めとする新興国においてどのようにして適正な労働環境(Decent Working Conditions)を実現するかについて、具体的にご説明する予定です。

1.人権DD総論
・人権デューディリジェンス(人権DD)とは何か
・人権DDの具体的なプロセス
 
2.人権DDの実践
・ロードマップの作成
・各手順における具体的な対応
・M&A取引や売買取引(調達契約及び代理店契約等を含む)の際の留意点

3.新興国における労務コンプライアンス
・主な検討項目及びその根拠
・労務コンプライアンスに関する国際的基準

【講師紹介】
略歴:
2004年 京都大学法学部卒業、2006年 京都大学法科大学院修了、2014年 University of Virginia School of Law卒業(LL.M.)、2014年〜2016年 DFDL (カンボジアオフィス、ミャンマーオフィス)出向、2014年 ニューヨーク州司法試験合格、2016年 弁護士法人大江橋法律事務所復帰。
主な役職・公職等:
2014年12月〜 日弁連中小企業海外展開業務法的支援ワーキンググループ、国別専門アドバイザー(カンボジア)、2016年〜 日本商工会議所日本メコン地域経済委員会委員。
専門分野:
M&A・企業再編・事業提携、グローバルコンプライアンス(海外子会社コンプライアンス)、国際契約、アジアデスク(主に東南アジア)。
主な執筆情報:
・国際コンプライアンスの研究(第二部)人権デューディリジェンスへの対応 [掲載誌] 国際商事法務(2017年5月号) 
・カンボジアビジネス法入門 第1回〜第7回(連載中) [掲載誌] JCAジャーナル
 
※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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