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好評につきリニューアルして再々演

不動産ファンド運用会社における
コンプライアンス・チェックとその証跡化

〜第2の防衛線としての各部門との協業・支援について〜

日時: 平成30年11月21日(水)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,600円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 井上一孝(いのうえかずたか)氏
有限責任監査法人トーマツ マネジャー
不動産鑑定士、公認内部監査人、不動産証券化マスター

 「コンプライアンス・リスク管理に関する検査・監督の考え方と進め方(コンプライアンス・リスク管理基本方針) (案)」が7月13日に公表されました。それによると、「潜在的な問題を前広に察知し、その顕在化を未然に防止」「規模・特性に応じたリスクベースでのメリハリのある管理態勢を構築」等が金融機関のリスク管理態勢に係る改善の方向性として示されています。
 3つの防衛線の考え方によると、コンプライアンス・リスク管理部門は第2線として第1線であるフロント部門による管理の実効性の検証と支援が求められますが、潜在的な問題を前広に察知したり、会社の規模・特性に応じてリスクベースでメリハリのある管理を行うためにはフロント部門との協業が重要になってきます。
 そこで、本講演では不動産ファンド運用会社におけるコンプライアンス・チェックの実態をまず紹介するとともに、時間的制約のある中で行われることの多い物件取得業務を題材に、フロント部門との協業やチェック結果の証跡化方法、リスクベースでの重点チェックポイントの抽出方法等について、業務効率の観点も踏まえて考察します。

1.コンプライアンス・チェックとは
(1)コンプライアンス部門が求められる役割
(2)コンプライアンス・チェックの実態
(3)コンプライアンス・チェックに大切な4要素

2.コンプライアンス・チェック結果の証跡化
(1)物件取得業務で考えるコンプライアンス・チェックの要諦
(2)コンプライアンス・チェック結果の証跡化
(3)コンプライアンス・チェック態勢高度化のための施策

3.リスク管理、内部監査との連携
(1)リスク管理との連携
(2)内部監査との連携
(3)自主点検の活用

4.ケーススタディ(利益相反取引を題材として)

【井上 一孝 氏】
大手鑑定事務所での証券化不動産鑑定評価の経験と上場リート資産運用会社(投資運用部門)での経験を活かし、現在は不動産関連金融商品取引業者向けにコンサルティング業務を実施している。資産運用会社在職時には当局検査対応も経験しており、自らの実務経験や各社の状況を踏まえたアドバイスを心掛けている。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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