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「情報銀行」による
新たなビジネス展開と課題

日時: 2019年4月19日(金)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 48,000円(お二人目から40,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 山崎秀夫(やまさきひでお)氏
元野村総合研究所 シニア研究員
日本ナレッジマネジメント学会 副理事長

 日本政府がソサイエティ5.0と呼ぶ新しい産業革命への動きが加速する中、データ経済やデータ駆動型社会を担うものとして情報銀行の認定への動きが始まり、2019年春には認定第一号が出る。データの活用は21世紀の石油と言われ始める一方、EUにおけるGDPR(一般データ保護規則)のように個人による情報コントロールを重視する動きも活発になっている。情報銀行もこの線に沿った運用を進める事になる。本講演は情報銀行の概要、現状、海外の動き、課題などを説明し、来るべき情報銀行時代の指針を示す。

1)新しい産業革命とデータ資本主義
@新しい産業革命とスイス・ダボス会議
AIoT、サイバーフィジカル、バーチャルツイン、デジタルツインとデータ資本主義
BプラットフォーマーGAFAの活躍と問題点とGDPR

2)情報銀行とは何か
@PDS、データ取引所、情報銀行
A情報銀行の認定内容について
B情報銀行認定の現状

3)情報銀行の事例
@総務省の実証実験など国内事例
A海外における対応事例や動き
B情報信託を狙う金融機関の動き

4)情報銀行の立ち上がりと未来
@プラットフォーマーとの競合関係
Aキャッシュレス社会の影響
Bブロックチェーンの情報銀行への影響

【講師紹介】
山崎秀夫氏:1972年東京大学経済学部卒、三井情報入社 ITエンジニアを14年務める。1986年野村総合研究所入社 シニア研究員としてICTビジネス関係の調査・研究、コンサルティング実施。現在、日本ナレッジマネジメント学会 副理事長。ペンネームは川北蒼、IOT関係では、「スティーブ・ジョブズがデザインしていた未来」(総合法令出版)、「スマートテレビで何が変わるか」(翔泳社)、「グーグル+の衝撃」(KK ベストセラーズ)、「ゼロから学ぶスマート革命」(中央経済社)などの著書がある。
新しい産業革命に関しては、IoT、AI、ビッグデータ、クラウド・・・ 2045年に訪れるとされているシンギュラリティー(技術的特異点)を前に、 今どのような変化が起きているのか、また情報革新はどこに向かうのか、人工知能は人を超えるのか、フィンテックやブロックチェーンの未来は、キャッシュレス社会は到来するのか、情報銀行の到来など、急激に変化する世界で生き抜くためのヒントなどを中心に講演されておられます。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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