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GDPRを体系的に理解する

日時: 2019年5月14日(火)午後2時00分〜午後5時00分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 石川智也(いしかわのりや)氏
西村あさひ法律事務所 
パートナー 弁護士 ニューヨーク州弁護士

 GDPRの施行から1年を迎えるに当たって、日系企業の対応も、GPDRの適用範囲の検討、越境移転規制への対応、必要なドキュメントの整備から、データ漏えいや権利主張への対応、社内からの質問対応、グループでの遵守体制の維持といった運用のステージに入ってきています。
 一般にGDPR対応のセミナーでは、どの範囲でGDPR対応が必要か、どのようなドキュメントが必要か、そのドキュメントのひな形はどのようなものかというコンサルティング業務の一端をお話しするものが中心ですが、本セミナーでは、改めてGDPRを体系的に理解して社内の今後の運用に備えたいという方向けに、法律、判例、ガイドライン、注釈書の理解を踏まえてGDPRを体系的にレクチャーし、今後社内で生じ得る問題について対応できるようにご理解いただくことを目指します。

1 適用範囲と定義

2 GDPRの基本原則の深い理解

3 適法性の根拠の解釈手法

4 同意の要件と実務で問題となりがちな論点

5 センシティブデータのスコープと実務で問題となりがちな論点

6 Privacy Noticeが求めていることの正しい理解

7 データ主体の権利の内容、要件、拒否事由

8 Privacy by Design、データ保護影響評価の理解

9 管理者、処理者、共同管理者の区別

10 技術的組織的措置の水準

11 データ処理契約を巡る様々な論点

12 データ漏えい等とその実務対応

13 Data Protection Officerを巡る様々な論点

14 越境移転規制(各国の越境移転規制への対応との調整方法を含む)

15 制裁金の仕組みと近時の動向

本セミナーにつきましては、
法律事務所ご所属の方はお申込みご遠慮願います。

【講師紹介】
西村あさひ法律事務所所属。2005年東京大学法学部第一類卒業、2006年弁護士登録(第一東京弁護士会)、2015年バージニア大学ロースクール卒業(LL.M.)、2016年Max Planck Institute for Innovation and Competitionにあるミュンヘン知的財産法センター修了(LL.M.)、同年Noerr法律事務所ミュンヘンオフィス(IP・メディア部門)。2017年ニューヨーク州司法試験合格。M&A、株主提案・委任状勧誘、買収防衛を中心に、企業法務全般を担当。日本における知的財産法、営業秘密保護、個人情報保護法のほか、EUにおける知的財産制度・競争法、EUデータ保護規則をはじめとするグローバルベースでのデータ規制についても詳しい。
※講師提供の情報サイト:
Data Protection Lawの研究室(https://noriyaishikawa.com/

【主な著書・論文】
「個人情報保護法制と実務対応」(商事法務、共著、2017)、「秘密保持契約の実務」(中央経済社、共著、2016)、「M&A・企業組織再編のスキームと税務〔第3版〕〜M&Aを巡る戦略的税務プランニングの最先端〜」(大蔵財務協会、共著、2016)、「資本業務提携の実務〔第2版〕」(中央経済社、共著、2016)、「EU一般データ保護規則対応ガイド」(経理情報1488号、共著、2017)等。 

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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