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金融工学における価格付けと測度変換

講師 首都大学東京 大学院 社会科学研究科 教授 木島正明


 本セミナーでは、既存の価格付け理論をやや異なった観点から再整理します。価格付け理論では、リスク中立確率という用語をお呪いのように誰もが唱えますが、その意味と機能を再確認します。すなわち、無裁定価格を議論するには現実の確率ではなく人工的に作ったリスク中立確率を使うと便利ですが、そのためには測度変換を理解しなければなりません。価格とは何か、裁定とは何か、を理解するのに数学は不可欠ですが、その本質は決して難しい理論ではなく直感的に理解できることが多いのです。
 本セミナーでは、初学者にとって難解と言われている価格付け理論を、測度変換という切口から簡単な事例を使って、その本質を理解できるように解説します。なお、本セミナーにおけるキーワードはマルチンゲ−ル、伊藤の公式、基準財の3点です。


   1. 価格付け理論の概要
       (1) 価格付けの考え方
       (2) 二項モデルと三項モデル
       (3) 無裁定価格とマルチンゲール
   
   2. 正の確率変数による測度変換
       (1) 測度変換と価格付け
       (2) 応用:保険料計算原理
   
   3. 正の確率過程による測度変換
       (1) ランダムウォークによる測度変換
       (2) ブラウン運動による測度変換
       (3) ポアソン過程による測度変換
   
   4. 測度変換の価格付けへの応用
       (1) 完備市場における価格付け
       (2) リスク中立化法と状態価格密度
   
   5. 基準財と価格付け測度
       (1) 二項モデルにおける基準財の変換
       (2) 連続時間モデルにおける基準財の変換
   
   6. まとめと質疑応答

■価格 36,100円(税込み・送料当社負担)
■約240分(全2巻)■参考資料付き
■申込方法 申込書に入力後、ご送信下さい。お振り込み確認後、商品をお送り致します。
■払込口座 三菱東京UFJ銀行 八重洲通支店 (普通)0602180 
(株)経営調査研究会

※本ビデオは2006年11月20日(月)13:30〜17:30に行われたセミナーを収録したものです。

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