変わりゆく敵対的買収の攻防

〜防衛策と実務の最前線〜


日時: 平成25年5月28日(火)午後2時30分〜午後5時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,500円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 中山龍太郎(なかやまりゅうたろう) 氏
西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士

 アベノミクス効果で株式市場が急速に回復する中で、日本株に対する関心も再び高まりつつあります。エフィッシモやレノなど、かつての村上ファンドのようなアクティビストの活動も活発になっているだけでなく、アコーディア・ゴルフ、日本ペイント、西武鉄道など支配権を巡る敵対的TOBは、新しい敵対的買収時代の予感を告げています。
 本セミナーでは、迫りつつある新たな敵対的買収の動向を踏まえ、平時から有事までのアクティビスト対策と敵対的買収提案への備えを解説します。


1.変わる敵対的買収のトレンド
(1) アクティビストの復活
(2) ストラテジック・バイヤーの台頭とターゲット企業の変化

2.アクティビスト対策の最前線
(1) 狙われる親子上場
(2) アクティビストからのアプローチへの対応
(3) アクティビストの法廷戦術

3.買収者の最新戦略
(1) ベアハグ:敵対的「友好買収」提案?
(2) ウルフパック:隠れた持分比率上昇
(3) プロクシー・ファイト(委任状争奪戦)

4.防衛戦略の最新トレンド
(1) ライツ・プラン:「戦える」プランになっているか?
(2) スタンド・スティル:「不戦条約」の重要性

5.ケース・スタディ
〜アコーディア・ゴルフ、日本ペイント等(予定)

〜質疑応答〜


【講師紹介】
1995年 東京大学法学部卒業(法学士取得)
1997年 東京大学大学院法学政治学研究科修士過程終了(法学修士取得)
1999年 弁護士登録(第一東京弁護士会)
2004年 Weil, Gotshal & Manges LLP (米国ニューヨーク)勤務
2006年 ニューヨーク大学ロースクール(LLM(Corporate Law))コース修了
2007年 中央大学法科大学院非常勤講師就任(現任)

 会社法・金商法・金融法・独禁法・税法に対する専門的知識と欧米のM&A法制・実務への知見を背景に、みずほグループ設立・再編、伊勢丹・三越統合等の著名M&A案件を多数手がけると共に、買収防衛策導入などの最先端実務において先駆的役割を果たしてきた。近時は、M&Aと独禁法実務への経験から新日鐵・住金統合に代表される独禁法の企業結合審査が要となる大型統合案件を手がける機会が多い。

『企業買収防衛戦略』『同U』(共編著、商事法務、2004年・2006年)
『金商法大系 第1巻 公開買付け[T]』『同[U]』
(証券法研究会編、共著、商事法務、2011年・2012年)、
『会社法施行5年 理論と実務の現状と課題
−新株予約権を用いた資金調達−』
(岩原紳作・小松岳志編、共著、有斐閣、2011年)
他著作多数。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 金融財務研究会
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