もっと気楽に考えるコンプライアンス

〜大げさにとらえ過ぎない、体制整備の勘所〜

日時: 平成25年6月28日(金)午前9時30分〜12時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,100円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 矢作達也(やはぎたつや) 氏
西川 シドリーオースティン 法律事務所・外国法共同事業
弁護士

 企業不祥事等への社会の目がますます厳しくなる中、コンプライアンス体制整備の重要性は否応なしに高まっています。他方で、コンプライアンス体制の整備の行き過ぎに警鐘を鳴らす向きも少なくありません。この背景には、本来は企業の日常業務の一環に過ぎない「コンプライアンス」体制の整備に、しばしば、必要以上に高尚な意味が与えられ、過度の期待を抱いてしまっていることもあるように思われます。そこで、コンプライアンスに様々な経験を有する講師が、「コンプライアンス」を大げさにとらえ過ぎずに、あくまで企業の通常業務として位置付けた上で、体制整備の勘所につき、解説を行います。


1.コンプライアンスとは何か(大上段に構えずに)
○「法令遵守」は当たり前
○ 何のために体制整備が必要か
○ 日常業務としてのコンプライアンス

2.体制整備・実践にあたっての考え方
○ 不正等が起こった後の対応こそ肝心
○ 役員等の法的責任の有無とその意味
○ 法令が不合理かも知れない場合の対応 

3.コンプライアンスの勘所
○ PDCAサイクルの構築・実践
○「仏作って魂入れず」
○ 記録化の重要性
○ チェック&バランスの重要性
○ それでも不祥事が発生した場合の調査

4.コンプライアンスとは何か(再論)
○ コンプライアンス違反のリスク
○ コンプライアンス重視の背景
○ コンプラアンス体制整備の目的

〜質疑応答〜


【講師紹介】
1996年東京大学法学部卒、2002年インディアナ大学MBA取得、2007年東京大学法科大学院卒。邦銀企画部等での勤務を経て、2008年弁護士登録(第二東京弁護士会)。現在、西川シドリーオースティン法律事務所・外国法共同事業所属。金融や医薬、公共法人等、公共性の高い業種を中心として、コンプライアンスや規制関連の業務等に従事。
(主な著書・論文等)「コンプライアンスをもっと気軽に考えよう」(NBL980号、2012年)、「金融法務用語辞典」(共著、経済法令研究会、2010年)


※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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