国際ライセンス契約の条文と解説

日時: 平成30年11月7日(水)午後1時30分〜午後4時30分
会場: 金融財務研究会本社 グリンヒルビル セミナールーム
(東京都中央区日本橋茅場町1-10-8)
受講費: 34,400円(お二人目から29,000円)
(消費税、参考資料を含む)

講師 宮田正樹(みやたまさき)氏
一般社団法人GBL研究所 理事
二松学舎大学 国際政治学研究科 非常勤講師

 ライセンス契約とは、知的財産権の実施ないし使用許諾に関する契約をいいますが、企業のグローバル化に伴い、契約相手がより国際化してきていることから、国際ライセンス契約に関し、より深い理解とノウハウが求められています。
 本セミナーでは、『元商社ベテラン法務マンが書いた 英文契約書ハンドブック』(日本能率協会マネジメントセンター 2016年09月)などの著書である講師が、同書に掲載した英文のモデル・ライセンス契約書をテキストとして、商標ライセンス契約と技術(特許・ノウハウ)ライセンス契約について、商社勤務時代およびメーカー勤務時代の経験を踏まえ分かり易く解説いたします。
 
T.国際ライセンスの意義
(1)ライセンス契約の基本構造
(2)ライセンサーの狙い、ライセンシーの狙い
(3)ライセンサーの義務、ライセンシーの義務

U.商標ライセンス契約(条文検討)
(1)当該商標に化体された顧客吸引力(グッドウィル)の利用
(2)海外アパレル・ブランドの導入に関わる事例の条文の解説

V.技術ライセンス契約(条文検討)
(1)特許の実施許諾と技術指導
(2)機械の製造技術(特許技術)の導入に関わる事例の条文の解説

W.技術ライセンス契約と競争法
特許は排他的な権利であるため、日本の独占禁止法など各国の競争法において知的財産制度に期待される競争促進効果を生かしつつ、知的財産制度の趣旨を逸脱した行為によって技術や製品をめぐる競争に悪影響が及ぶことのないような競争政策が取られています。
日本・アメリカ・EUのガイドラインについて簡単に解説します。

【講師略歴】
1971年大阪大学法学部卒。同年伊藤忠商事株式会社入社。同社物資部で輸出入の営業を担当後、カナダ・モントリオールに駐在、帰国後法務部に異動。1998年株式会社卑弥呼に移籍後、2000年より株式会社日本製鋼所で法務専門部長、教育担当部長を歴任。2013年9月末日を以て同社(日本製鋼所)を定年退職。同年10月より一般社団法人GBL研究所理事。2004年より二松学舎大学大学院で「企業法務」について、2008年より2016年2月まで帝京大学で「スポーツ法」について、それぞれ非常勤講師として教鞭を執る。
主著に『元商社ベテラン法務マンが書いた 英文契約書ハンドブック』(単著 日本能率協会マネジメントセンター、2016年)、『リスク管理と契約実務』(共著 第一法規、2004年毎年増補執筆中)など多数。
現在、弁護士ドットコムのウェブサイト「BUSINRSS LAWYERS」で「営業現場で使える!英文契約書のポイント」連載中。

※録音・ビデオ撮影はご遠慮下さい。
主催 経営調査研究会
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